初心者のクリエイターPC入門
(本ページは、初心者の入門向けに初歩的な事柄を書いています。すでにBTO仕様サーバー・ワークステーションをカスタマイズされ使っているプロの方は対象としておりませんが、基本事項の見直し程度にお読み下さい。)
そもそもクリエイター(クリエーター)向きパソコンとはどんなものを指しているのでしょうか、ということから入っていきたいと思います。
クリエイターPCで、かなり前から実績を公表している、ドスパラのページには、『デジタルコンテンツ制作に最適化されたPC ワークステーション』という表題がついており、「高度な技術を駆使する3DCGやイラスト、デジタル・コミック、ビデオ編集など、デジタルコンテンツクリエイト(DCC)を快適に行う高性能なPC」と書かれています。
記事を書くにあたり、このドスパラのページのPrime PC 導入事例も参考とさせて頂きました。
また、ドスパラページに書かれていない、これら以外の用途に「Autodesk やAutoCAD」と言った代表的『業務用 「CAD」 』での利用も挙げておきたいと思います。CADソフトを使う人(機械設計・電子設計の担当者であり)は、クリエーターとは云わない現実もありますが、クリエーターには、CADに構造的に類似したAdobeなどのアプリを利用してる事実もあると思います。
少し専門的になりますが、これは、一般向けのAPI には、マイクロソフトのDirectX 9や10 が使われるのに対し、グラフィック系アプリケーションやCAD系ソフトでは、オープン・ジーエル(OpenGL)と言う、API が主に使われるという大きな違いがあるためです。
※注記)OpenGLは、UNIXワークステーションの他、Windows、Mac OS X等でも使用できるクロス(マルチ)プラットフォームのAPI。現在、OpenGL 3.0が最新。DirectXとの関係では、OpenGLはグラフィックスを専門的に扱う、オープンなライブラリである。対してDirectXは、ゲーム開発での利用を主な用途としており、グラフィックのみならずサウンドや入力関連のAPIを含んでいる点で性質が異なる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(OpenGL-Wikipedia))
当サイトのモットーである初心者にやさしい説明ということで云うと、ゲームなどエンターテインメントの用途では、たとえ誤動作しても現象が判らなかったり、たいした問題にはなりませんが、プロの業務開発などの利用時にそれが万一起きたら、(回復するまでの時間など含め)被害が甚大なものになることもあるということです。
本来がワークステーション向けのOpenGL系ソフトのハードウェア環境には、この点高い信頼性が求められて来たという長い歴史があり、スペックが基本的に異なると思われます。
このため、ドスパラでは、「PC ワークステーション」というサブタイトルも出てきています。(ドスパラのクリエイター向きPC=ワークステーションという意味ではなく、意識した安定設計くらいの意味と思われます。)(→【初心者のサーバー・ワークステーション入門】 )
【クリエイター向きPCの条件】
以上の観点からクリエイター向きPCの条件 ?を整理して見ますと、 (マニアの方やこれからプロになろうとする方には)少し厳しい条件かもしれませんが、下記の7項目のようになりました。
●1.グラフィック・アプリケーション(OpenGL系)に強い「グラフィック(ビデオ)カード」を搭載してるかどうか。
現在の定番ビデオカードは、NVIDIAの Quadro シリーズです。
下記の図表は、マウスコンピュータのクリエイター向け用途パソコンページに出ている、NVIDIA Quadro シリーズ説明用のもので、 viewperf 10というベンチマークの性能結果を分かりやすく表示しています。
この図から、NVIDIAの Quadro シリーズのグラフィックカードが、かなり高い性能で、この用途に適しているかが理解できます。

また、Quadro シリーズは、主要なアプリケーションから数多く公認を受け、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)各社に安定動作、高精細で高速な描写などが認められているという長い歴史もあります。
●2.サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いCPU搭載かどうか? Core 2 Duo以上、出来れば、クアッドコアCPU 。
信頼性の低いCPUがあるのかと言われそうですが、信頼性の高いCPUということの本来の意味は、一般向けCPU(Pentium系)より性能技術面で先行した信頼度の高い機能を搭載した、(インテルが古くから)サーバあるいはワークステーション向けとして製造販売している、Xeon(ジーオン)のような最上位に位置するCPUの意味です。
以前はデュアルプロセッサとかマルチCPUという言葉は、このXeonのことを指していました。現在でも本格ワークステーションにはこのCPUが採用されています。
クリエイター向きPCでデュアルCPUが必要ということは、「エンコードやレンダリング等、高い負荷がかかる処理」に、マルチ・スレッド処理機能が是非とも欲しいからです。
●3.サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いメモリーシステム搭載かどうか? 出来れば、ECC機能など。
サーバー・ワークステーションのメモリーは、レジスタードECCというタイプで、安定動作のためのインターフェース回路とエラー発生時の訂正機能(ECC:Error Check and Correction)が付いているのが当たり前となっています。
●4.サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いハードディスク(構成)搭載かどうか? そのメーカーは?出来れば、RAID機能など。
サーバーのように24時間稼動しても大丈夫か。RAID 0/1、 できれば、RAID 0/1/0+1 が設定可能なレイド(RAID)機能搭載。(詳しくは、→【初心者のサーバー・ワークステーション入門】 )
●5.信頼性の高い電源ユニットやマザーボード搭載かどうか? そのメーカーは?出来れば、(80Plus対応電源)など?。
本格ワークステーションには、従来から、ワークステーション専用に設計されたマザーボードやチップセットが使用されています。(これは、自作向け汎用マザーボードより、かなり高い価格のものです。)
●6.使用動作環境や温度表示をしてるかどうか? これはメーカーとしての信頼のバロメータになります。
使用動作温度10〜35℃、湿度 8〜80% など。(保存温度とは異なります。)
●7.無停電電源装置UPS(Uninterruptible Power supply)については、もし重要な業務用途であれば、是非とも欲しいものです。
2009年2月記
■初心者のクリエイター向け参考ページ:
・After Effects STUDY!! アフターエフェクトの初心者向けチュートリアルや使い方
■サイト内参考ページ: VHS・ビデオ編集の最初の1歩?
PCを指先で操るシンプル・コンパクトのタッチ入力専用モデル【Bamboo Touch】:Windows 7なら、指先でタッチをすることでも操作を行える最新のペン&タッチタブレットだ。
よりよいサイトへ改善のため、多くの方のご意見、ご要望の提案などをお待ちしています。また、購入にまつわる体験談(決断した理由・欲しいと思ったきっかけ・知人に相談した時の話・買って手にした時の感想など)の投稿を募集中です。
お問い合わせ窓口に記載の上ご連絡下さい。(メールアドレスをお忘れなく)
★関連記事のページ
●用途とショップ得意分野から見たBTO比較ナビ
●超高性能 3Dゲームノート・ランキング TOP 15( 2012年2月度)
●3Dゲーム ノートパソコン入門
●超高性能3Dゲーム・パソコン ランキング TOP 10( 2011年12月度)
●3Dゲーム・オンラインゲーム・パソコン入門(続編1)
●3D対応パソコンランキング(2011年4月)
●ゲーム推奨スペックPCランキング
●BTOノートを選ぶ理由と選び方・仕様の決め方
●高性能モバイルノート ランキング(2011年12月度)
























