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(2011年1月更新:「PC性能とゲームの分布を概観(俯瞰)できる一覧表 」を追加。)
★関連記事のページ
●3D対応パソコン一覧表(2010年11月)
●最新の超高性能 3Dゲーム系BTOノートを探す
●3Dゲーム推奨ノート ランキング
ノートパソコンで、3Dゲームは出来るんですか?と聞かれると、私はいつも、初心者向けのゲームなら、そこそこ出来るかもしれませんが、おそらく、期待されてるようなゲームは、できないでしょうねと、つい答えてしまいます。
というのは、ノートの場合、ほとんどが、マザーボードの制御チップに一体となった(統合型チップセット と呼ばれる)、グラフィックコントローラが使われているからです。
この統合型チップセット は、もともとグラフィックの性能を重視しない、コスト性能比のいい、(つまり)お買い得バリュー型ノート用に設計された もので、本来、あまり高性能な3Dゲームは、期待できないからです。
この辺の基本的な話 については、【 3Dゲーム・オンラインゲームパソコン入門 】 に詳しく書きましたので、是非、そちらの方から最初に、お読み下さい。
3Dゲームの出来るノートについて始める前に、まず、実際に現在市販されているゲーム推奨ノート というのは、どの程度の性能のグラフィック(GPU:Graphics Processing Unit) やCPUで作られているのか を、具体的な推奨ゲームの分布表から、ざっと概観(俯瞰)して見ましょう。各社のプロが想定している「プレー出来るゲームとハードウェア性能との相関 関係」がよくつかめます。
表中のGPUの性能分類は、NVIDIA社に従い 、エンスージアスト(ENTHUSIAST)、ハイパフォーマンス(HIGH PERFORMANCE)、パフォーマンス(PERFORMANCE)、一般(MAINSTREAM)〜エントリー(VALUE)としました。
【主要性能とゲーム推奨モデルの分布表】 :(注)2011年1月上旬更新。3D対応 は、3D立体視PC
想像したより、ゲーム推奨ノートの種類が少ないのですが、こうようにして眺めるといかがでしょうか?3D対応ノート (3D立体視PC )も、その位置付けが解るように入れておきました。
左下から右上に向かって性能が高く なっていますので、例えば、ゲームが「ペーパーマン」なら、Mobility Radeon HD5470以上の性能で、かつ2コア4スレッド以上のCPUあれば、(推奨ノートがあるのですから)そこそこ動くのではないかとか解かります。
このように、このGPU性能なら、このクラスのゲームまでプレー出来るのではないか?とか、自分はこのゲーム中心にやるのだから、BTOタイプのノート注文の時は、このクラスのパーツ性能を選ぼうとか、だいたいの見当をつけることができます。
ゲーム毎に違うと思いますが、ショップ側は、推奨PCをデザインするとき、各ゲームの公式ベンチを通常取ってると思います ので、このゲームはGPUあるいは、CPUの性能を上げれば上げる程、快適動作になる のでは?などが少しづつ見えてきます。
(一般論の参考は:3DMarkベンチのスコア計算法から見た性能アップ研究 へ)
この分布表は、「直販のゲームパソコンでパーツをBTO選択する時の選び方 」として、結構、役に立つのではないかと思います。
【参考ページリンク】
・フェイス推奨PC一覧 、
・ ドスパラ推奨PC一覧 、
・マウス推奨モデル一覧 、
・ FRONTIER推奨PC一覧 、
・パソコン工房推奨PC 、
・ ツクモ推奨モデル一覧 、
・ ストーム推奨PC
【3Dゲームノートパソコンが注目 されるようになった訳、経過 】
以下の詳しい話は、数年前に書いた古いもの ですが、グラフィック制御チップ、つまりGPU(Graphics Processing Unit)を搭載したノート向けのグラフィックカード(MXMモジュール基板)が登場した頃のことから詳しく書いてあります。
GeForce Go 6800 MXMモジュール
2004年末の11月に、nVIDIA 社がノートパソコン用のMXM モジュール という接続仕様(インターフェース)規格に基ずく、ハイエンドゲーム仕様の、GeForce Go 6800 モジュール を公開したことで、2005年春くらいから、状況が大きく変わって来ました。
nVIDIA 社は、パソコンメーカーと、この規格を共同で進めており、注目するのは、nVIDIA は、あくまでビデオチップ(GPU) メーカー として、GPU を販売し、このMXM モジュール の製造や販売は、パソコンメーカーなどの外部にまかせるとした点 です。(GPU とそのリファレンス設計 (キーワード参照)は、広く提供する。)
これは、ノートメーカーやビデオカード・メーカーが、自由に、現在のデスクトップのように、互換性のある、ビデオカードを作ることが出来、BTO ノートなどでも、選択肢ができ、性能アップできることを意味 します。
さらに、2005年の2月、nVIDIA 社は、中間価格帯(メインストリーム)ノート で、スリム・軽量の用途向けという、GeForce Go 6600 とGeForce Go 6600 MXMモジュール を発表しました。
商品化については、ハイエンドゲーム仕様の、GeForce Go 6800 チップ搭載のノートパソコンは、当初、米国内のみの2社くらいでしたが、デルコンピュータが、2005年モデルとして、Insprion 9300を販売開始しました。(これは、後で、紹介コメントします。)
また、中間価格帯仕様、GeForce Go 6600 チップ搭載のノートパソコンは、2005年モデルとして、エプソンが、Endeavor NT9000Proを、シャープが、Mebius PC-AL3DH を販売開始しています。(これも、後で、紹介コメントします。)
ところで、ノートパソコンのマザーチップセットで、もうひとつ雄である、カナダのATI社の方はどうなのでしょうか?
ATI社は、数年前に、有名なグラフィックRADEON とマザー制御チップを一体化した統合型チップセット を開発し、(デスクトップとノート用をそれぞれ)製造販売しています。このため、nVIDIA 社よりも、ノートのマザー用チップセットメーカーとして先行しています。
このRADEON統合型チップセット は、残念ながら自作パソコンや、DOSV パソコン業界では、あまりよい評価はありませんでしたが、ノート版チップでは、現在、メジャーな地位を得ています。
さて、ATI社は、2004年 5月に、高性能グラフィックエンジン(GPU)の RADEON X700 のノート版仕様の、Mobility RADEON X700 を発表し、販売開始しました。
(これは、まっこうから、nVIDIA 社のGeForce Go 6600 に対抗する製品です。ATI が早いので、実際は、nVIDIA 社がまっこう対抗製品を出したというのが正しい デス。RADEONファンの方、スミマセン)
ATI社は、これ以外に、ローエンド向けの、Mobility RADEON X600 を販売しましたが、すでに発表したハイエンド向け、Mobility RADEON X800 は、まだ販売開始していないようです。(それぞれ、nVIDIA 社のGeForce Go 6200 とGeForce Go 6800 チップと対抗する製品です。)
さて、ここからこれまで書いた競合2社の、GPU エンジンを性能面から、少し比較していきたいと思います。
1番人気の出て来ている、中間価格帯仕様の、GeForce Go 6600 とMobility RADEON X700 搭載のノートは、どの辺が違うのでしょうか?
【2社のGPU エンジン、性能の違い は? 】
それぞれの機能の名称や方式が違うため、なかなかこれは分かりにくいのですが、マイクロソフトが仕様を決めている、DirectX 9.0c に、プログラマブルシェーダー3.0仕様 というのがあります。
Nalu: from the NVIDIA tech demo
3Dゲームにとって重要な機能である、プログラマブルバーテックス(頂点)シェーダ とプログラマブルピクセルシェーダ などの仕様には、モデル番号があり、このどれに対応してるかも、重要な点です。
(ATI も、デスクトップ用ビデオカードは、90nm 新プロセス採用の、Radeon X1300以上の製品から、ノート用GPU では、Mobility Radeon X1300 から 、シェーダー3.0仕様に対応してきた。)
では、プログラマブルシェーダー3.0仕様 に対応すると、どこがいいのでしょうか?
これは、おおざっぱには、ハードに依存しないプログラミング性、柔軟さの向上ということが言われていますが、実際の3Dゲーム上ではどうかというと、よく分かりません。
一部の記事では、リアルな光の表現、描画性能を得意とするなど いわれていますが、3Dゲームプログラム自身がこの機能をうまく使うかどうか次第ということだと思います。ただ、今後のゲームが、これを生かすように創られていくことは確かでしょう。
これまで書いた以降に、新しく発売されたGPUも入れて、2社の GPU 性能の主な違い について、比較しやすいように一覧表にしてみました。→●ゲームノート用グラフィック・チップ(GPU)性能比較・評価一覧表
特に各プログラマブルシェーダのパイプライン数 は、大きく性能に影響 します。(3Dグラフィックスの性能が数値で表現されるので、分かりやすいと思います。)
さて、プログラマブルシェーダは、統合型シェーダ (Unified Shader、汎用(Common)シェーダ )に発展して行きます。これは、Windows Vista から、DirectX 10 SM 4.0 (シェーダモデル4.0)として採用されました。さらに、2009年10月末発売の、Windows 7 から、DirectX 11 SM 5.0 (シェーダモデル5.0)が採用されています。この辺の詳しい説明の続きは、3Dゲーム・オンラインゲーム・パソコン入門(続編1) に書きました。(ノートでもデスクトップでも基本技術は同じです。)
グラフィックカード(GPU) は、そのトップメーカーであるNVIDIA社の分類 に従うと、エンスージアスト (ENTHUSIAST)、ハイパフォーマンス (HIGH PERFORMANCE)、パフォーマンス (PERFORMANCE)、一般メインストリーム (MAINSTREAM)、エントリー (VALUE)の5種類に分けられます。(NO.2は、Radeon ブランドの旧ATI社、現在AMDのこと)
これについては、現在販売されている全製品を調査、分類 した下記ページをご覧ください。
どの程度の3D画像処理レベルを自分のゲームノートに持たせたいか を検討する上で、ある程度参考になると思います。
■ノート向けグラフィックカード関連ページ :
★エンスージアストGPUを採用したBTOノート一覧
★ハイパフォーマンスGPU搭載のBTOノート一覧
★パフォーマンスGPU搭載のBTOノート一覧
★メインストリーム/エントリーGPU搭載のBTOノート一覧
★関連記事のページ
●超高性能 3Dゲームノート ランキング TOP10 (2011.6月)
●3D パソコン (3Dメガネで、本格的な立体視ゲームを楽しむ環境、3D Vision)とは?
※注記)下記の一覧は、2007年5月以前のもの 。
最近版は、●ゲームノート用グラフィック・チップ(GPU)性能比較・評価一覧表へ
GPU性能 /種類
ピクセル/バーテック(頂点)各シェーダ数(Pipeline)
メモリーバス幅 と種類
ビデオメモリー DirectX9.0 Support
製品化ノート
GeForce Go 7950GTX
24/8 ? (非公開)
256bit DDR1/2,GDDR-3
512MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
マウスコンピュータ m-Book GX570S ¥219,870〜
GeForce Go 7700
12/5 (非公開)
128bit DDR1/2,GDDR-3
512MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
ドスパラ Prime Note Galleria DN - プライム ノート ガレリア DN \181,555円〜 ASUS,ランボルギーニノートPC
GeForce Go 6800
12/6? (非公開)
256bit 300MHzDDR1/2 2600MHzGDDR3
256MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
パソコン工房 LESANCE EC703GW
\186,980〜
フェイス Progress XG \220,290〜
GeForce Go 6600
8/3? (非公開)
128 bit DDR1/2 or GDDR3
128MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
ドスパラ Prime Note
Galleria Z7 \164,980〜
GeForce Go 6200
4?/3? (非公開)
64 bit DDR1/2 or GDDR3 + TurboCache
128MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
ソニースタイル
GeForce Go6400 + TurboCacheのVAIO type S VGN-S94S \99,800〜
Mobility Radeon X800
12 /6 (非公開)
256bit 4chanel GDDR3
DirectX9.0
該当なし
Mobility Radeon X1600
12 /5
128bit DDR,GDDR-2,GDDR-3
256MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
エプソンダイレクト Endeavor NJ5000Pro ¥207,690円〜
Mobility Radeon X1400
4 /2
128bit DDR,GDDR-2,GDDR-3
128MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
富士通 FMV-BIBLO NX90R/W \239,800〜
Mobility Radeon X1300
4 /2
128bit DDR,GDDR-2,GDDR-3
128MB Full DirectX9.0 Shader Model 3.0
該当なし
Mobility Radeon X700
8/6 (非公開)
128 bit DDR1/2 or GDDR3
128MB DirectX9.0
パソコン工房
LESANCE CL512RW \154,980〜
LESANCE CL511RN
\144,980〜
マウスコンピューター m-Book GP740MD 148,890〜
Mobility Radeon X600
4/2 (非公開)
128 bit on chip DDR 64or 128MB
128MB DirectX9.0
NEC Direct LaVie G タイプC \156,975〜
フェイス ProgressM2 \145,800〜
※注記)上記の一覧は、2007年5月以前のもの 。
最近版は、→●ゲームノート用グラフィック・チップ(GPU)性能比較・評価一覧表 へ
この比較表からハッキリ分るように、メモリーバス幅や速度、そしてシェーダのパイプライン数など基礎的な性能データを、しっかり正当に、評価 すれば、どういうノートが自分に合っているのか、自分のやりたい3Dゲームをするには、どれ以上の性能のものにすれば良いのかなどが解ってきます。
以上の基本的なことを理解した方のために、
3Dゲームノート度 (意味は、東芝ダイレクトPC編に記入)をチェックしながら、各社の最新ノートを探すページを作りました。(2007年5月以降〜)
→●「最新の超高性能 3Dゲーム系BTOノートを探す 」 へ。
また、手っ取り早くランキング比較 したい方向きには、
3Dゲーム推奨ノート ランキング ページ
超高性能 3Dゲームノート ランキング TOP10 があります。
今回はこの辺までとします。更新をご期待ください。
★関連記事のページ
●3D パソコン (3Dメガネで、本格的な立体視ゲームを楽しむ環境、3D Vision)とは?
●最新の超高性能 3Dゲーム系BTOノートを探す
●超高性能 3Dゲームノート ランキング TOP10
●3Dゲーム用グラフィック・チップ(GPU)性能比較・評価一覧表
●3Dゲーム オンラインゲーム パソコン比較評価
●3Dゲーム・オンラインゲーム・パソコン入門(続編1)
●ハードウェア初心者にやさしいビデオカード選び
●新モバイル系ノートパソコン比較 一覧ページ
●初心者のモバイルノート入門
●デュアルコア ノート入門
●初心者のビジネス・ノートパソコン入門 (ここ)
●新しいジャンル:テレビノート を探す
●3Dゲーム ノートパソコン入門
●超高性能 3D ゲームノート比較リンクのページ
●BTOノートPC仕様の決め方
2010年 2月修正。