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ゲーム用ノートの選び方、判断基準について

 ゲーム用ノートパソコンの選択と判断基準について、「最近のゲーム向けノートの基本チェック項目を復習できる」あるいは、「初心者向けとして、基本的に知っておきたい項目など」を中心に・・・
(Update 2017. 3.23)

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ゲーム用ノートの選び方、判断基準について

 ゲーム用ノートパソコンの選択と判断基準について、5年ほど前に「3Dゲームノート度」に少し書きましたが、これ以外にしっかりと書いたページがありませんでした。

 このため、今更ながらですが、「最近のゲーム向けノートの基本チェック項目を復習出来る」あるいは、「初心者向けとして、基本的に知っておきたい項目など」を書きたいと思います。(2012年8月更新中)

 このページに書いたポイント・要点を押さえてもらえれば、「自分の考え方でゲームノートパソコンのスペックが決められ、自分で探すことが出来る」ように、重点項目が分かるように努力しました。

 (基本となるデスクトップ型ゲームパソコンについては、「初心者の3Dゲーム・オンラインゲームパソコン選び方入門」のページをお読み下さい。)

 デスクトップ型と違う点は、ノートには液晶があること、本体構造自体が薄いため、冷却性能が悪く、放熱しにくいことがありますが、この課題は後回しにして、まず、条件的なことから書いて行きましょう。

 普通のノートPCと違い、求められるチェック項目をざっと書きます。

 【CPU】

  これは、3D グラフィックス描画処理が高速にできる拡張命令セット(SSE)を持っていることです。

  SSE(Streaming SIMD Extensionsの略)は、浮動小数点データを一括演算処理(1クロック処理)することが出来ます。

  SSE1〜SSE4.2へ、そして第2世代Core i シリーズCPUの「Sandy Bridge」からAVX(Advanced Vector Extentionsの略)へと進化拡張しました。

  これで、演算幅が従来SSEの2倍の256bitに拡大したため、浮動小数点演算性能が2倍となりました。これも、これまでの拡張命令と同じく画像処理アプリケーションがAVXを使って書かれていないと効果を発揮できません。

 しかし、年に数回の(ゲームなどの)アプリの更新でAVXが使われた時に、第2世代以降のCore i - CPU 搭載であれば、この演算性能2倍の恩恵にあずかれることになります。

 このため、出来るだけ上位に対応したCPU、今ならAVX命令セットに対応した第2世代や第3世代のCPUを選びたいものです。

 また、このCPUであれば、自然にマルチスレッド処理(並列処理能力)の出来る、デュアル コア以上のマルチコアCPUが選ばれるということにもなり、最近の高負荷のゲームにもストレスなく対応できるようになります。

 【グラフィックス(GPU)カード】

 これは、当然ながらプレーしたいゲームによって、選びたいカードが大きく変わってきます。

 最近は性能も向上しては来ましたが「CPU内蔵グラフィックス」などではなく、PC本体にGPUカードとして搭載されたノートの中から選びたいものです。

 3Dゲーム ノートパソコン入門のページに書きましたように、快適にゲームのできるノートパソコンには、通常、この写真のようなMXMモジュール基板(GPUカード)が搭載されています。

 (このカードを交換すれば、本来、自作パソコンのように性能アップが可能なのですが、今のところ、この交換作業を個人が行うことは問題が多いためメーカーでないとちょっと不可能な状況です。)

  このグラフィックスカードを選ぶ方法についての説明は、ここでは省きますが、3Dベンチマーク性能比から、およその相対的な位置付け比較が出来るように、「ゲームノートPC用グラフィック・チップ性能比較・評価一覧表」を作ってありますので、こちらを参照して見て下さい。

 【ダイレクトX(DirectX)対応】

  これは、グラフィックスGPUチップを利用するための、GPU専用の標準API(Application Program Interface)と呼ばれるプログラミングのための命令や関数の集まりです。

  このため、グラフィックスカードを選ぶ時に、どのバージョンに対応しているかをチェックして選びます。

  3Dゲームは、このDirectXと(Windowsと)共に進化、進展して来た訳であり、その主だった変遷を書いて置きます。

  ●DirectX 1.0 :ゲーム作成用のAPI集GameSDKを発表
  ●DirectX 2.0 :Direct3Dが登場
  ●DirectX 3.0 :DirectSound3Dが登場
  ●DirectX 6.1 :DirectMusicが登場、SSEのサポート
  ●DirectX 7.0 :ハードウェア T&L(座標変換Tと明るさLの計算専用ハード)
  ●DirectX 9.0c :「プログラマブルシェーダー3.0対応」
  ●DirectX 10 :SM4.0(シェーダモデル4.0)や統合型シェーダ(Unified Shader)
  ●DirectX 11 :テッセレーションのサポート(Radeon HD 5870以降)

  Windows 7の時代になり、DirectX 11まで進化しましたが、DirectX の対応も、プレーしたいゲームによっては、少し前のDirectX 9.x で十分と言えます(根拠は下の表)。

 求められる基本的なチェック項目をざっと見てきましたが、これでも具体的なことがよく分かりません。それは、これらのチェック項目の組み合わせで、対応できるゲームが決まってくるからです。

 漠然ながら、全体像をてっとりばやく知るために、一覧表を作りました。

 「ゲーム動作時にグラフィックス(GPU)やCPUにかかる負荷から見たランクで、ゲームを分類」し、自分が楽しみたいゲームが出来るノートの、およその位置付けを知るための表です。

 初心者の方は、まず「どの項目を調べ検討して、どこから決めていく必要があるのか」について、およその所を知ることが出来ると思います。

 【PC負荷から見たゲーム分類と対応するノートPCの性能】 (2012年8月中旬)

パソコンにかかる負荷から
ゲーム分類
推奨性能レベル
API、グラフィックス、OS、など
推奨性能レベル
CPU、メモリー、HDD空きなど
人気のゲームの例

ゲームノート販売の例
(一覧中にノートもあり)
3Dベンチ測定値
3Dmark11
(Performance)
3DmarkVantage
(Performance)
3Dmark 06
●マルチプラットフォーム
(パッケージ販売の欧米産中心タイトル)

推奨性能レベルは、BATTLEFIELD 3 の例
( )内は推奨ノート搭載仕様の例

DirectX 11
・GeForce GTX560 以上
・Radeon HD 6950 以上
GeForce GTX 675M
(Radeon HD 7970M

・VRAM 1GB 以上
・OS : Windows 7
・CPU :Quad コア 3GHz以上
Core i7 -3610QM (2.30GHz)
・メモリ:4GB 以上(6GB
・HDD空き容量:20GB 以上
・DVD:2層読込8倍速 以上
バトルフィールド3
(BATTLEFIELD 3)
BATTLEFIELD 3推奨PC一覧ページ
P5800(3Dmk11)
P21500(Vantage)
(Radeon HD 7970M 例)
●高負荷の3Dゲーム

推奨性能レベルは、FINAL FANTASY XIV の例
( )内はFINAL FANTASY XI推奨ノート搭載仕様の例

DirectX 9.0c以上
・GeForce GTX460 以上(Skyrimでは、GTX550Ti以上)
GeForce GT650M 以上
・VRAM 1GB 以上
・OS : Windows 7
(XP/ Vista/ 7)
・CPU :Quad コア Core i7 (2.66GHz 以上)
Core i7-3610QM (2.30GHz )
・メモリ:4GB 以上(8GB
・HDD空き容量:15GB 以上
ファイナルファンタジーXIV
FF11-14推奨PC一覧ページ
スカイリム(The Elder Scrolls V : Skyrim)
Skyrim推奨PC一覧ページ
P2000超(3Dmk11)
P10000超(Vantage)
(GeForce GT650M 2GB 例)
●中負荷程度以下の3Dゲーム

推奨性能レベルは、モンスターハンター フロンティアの例
( )内はその推奨ノート搭載仕様の例

DirectX 9.0c以上
・GeForce 8600-8800シリーズ程度以上
GeForce GT 555M 以上
・VRAM 1GB 以上
・OS : Windows XP/ Vista/ 7)
・CPU :Dual コア以上
AthlonX2 4600+ 以上
Core i7 -2760QM(2.40GHz)
・メモリ:1GB 以上(8GB
・HDD空き容量:4GB 以上
モンスターハンター フロンティア(MHF)
MHF推奨PC一覧ページ
・マビノギ英雄伝
マビノギ英雄伝推奨PC一覧ページ
・タワーオブアイオン
AION推奨PC一覧ページ
・テラ(TERA)
TERA推奨PC一覧ページ
・リネージュII
LineageII推奨PC一覧ページ
・ファンタシーアースゼロ
Fantasy Earth Zero推奨PC一覧ページ
P1300超(3Dmk11)
P6000超(Vantage)
・10800超(3Dmk06)
(GeForce GT 555M 2GB 例)
●2Dオンラインゲーム DirectX 8.0、8.1以上
CPU内蔵グラフィックス
(マザーチップセットにGPU内蔵するタイプもある)

・GeForce シリーズ
・Radeon シリーズ
・VRAM 64MB 以上
・OS : Windows XP(SP3)以上
・CPU :Pentium III 1GHz 以上
AMD CPU 1GHz 以上
・メモリ:512MB以上
ラグナロクオンライン
Ragnarok online推奨PC一覧ページ
・メイプルストーリー
・レッドストーン
・気にしなくていい?
●ブラウザゲーム ・フラッシュが動作する必要システム構成
Windows、MacOS、Linuxとも:128MB以上のグラフィックメモリ
フラッシュが動作する
必要システム構成

Windows:2.33GHz以上のx86互換CPU
MacOS:Intel Core Duo 1.33GHz以上ほか
・ドラゴンクルセイド
・ブラウザ三国志
・戦国IXA
・気にしなくていい?

(注記)ここがポイント!:ゲームが要求するPCの(必須条件も含め)推奨性能レベルは、各ゲームの公式サイトに掲載されています。しかし、たいていがデスクトップ型での性能構成であるため、ノートでは、(上の表のように)そのゲームの「推奨ノートの販売例」を見ることで、具体化されて分かりやすくなります。

 こうして、ながめて見ると「意外と低い性能でいいのだ」と言うことが分かります。

 ゲームパソコンのページにも同じことを書きましたが、ゲームノートの価格もかなり下がったため、上の表の推奨以上の性能・動作環境を用意したいものです。

 それによって、その対象とするゲームを他の人より快適にプレーしたり、3D レンダリング描画の品質を上げることが出来ます。

 よりハイスペックなPCは、決して無駄にはなりません。今後のゲームの進歩、進捗を先取りし、PCの方は、今回あらかじめ対応しておいたという安心感や満足感も得られます。



 さて、さらに選択のチェックポイントを追加して行きます。

 【3Dベンチマーク性能比較する】

 上の表のいちばん右の欄に、参考となる3Dベンチ測定値を書いておきました。グリーン太字が3Dmark11のパフォーマンス値、太字が、3DmarkVantageのパフォーマンス値、普通文字が、3Dmark 06の順です。

 このベンチマークは、FUTUREMARK社が制作の世界的標準となっているものです。(ダウンロードは、3Dベンチマークの投稿要領から出来ます。)いくつかのゲームを試してから、やりたいゲームを選ぶのであれば、この汎用的な3Dベンチが参考になります。(参考:ゲームノートPC用グラフィック・チップ性能比較・評価一覧表

 しかし、少し前から、有名なゲームでは、そのゲームだけの専用3Dベンチマークというのが作られていますので、そのゲームだけをやりたいのであれば、最適化されていますので、専用ベンチマークで比較するのが良いかも知れません。

 マルチスレッド処理が非常に多く使用(記述)されているとか、ゲームごとに、そのソフトウェアの作られ方が違いますので、「3Dmarkベンチ」が、一番良かったノートPCに決めたとしても、そのやりたくなったゲームでは、別のスペックのノートの方が速かったという現象が起きても不思議ではないでしょう。


 【冷却が十分かどうか、電源の発熱など】

 ゲームの種類にもよりますが、ゲーム動作時にグラフィックス(GPU)やCPUにかかる負荷率が非常に高くなります。

 このため、発熱が非常に多くあり、CPU、GPU、そして電源に対する冷却が十分かどうかをチェックしたいものです。しかしこれは、残念ながら、スペック欄を詳しく見ても恐らくどこにも書かれていません。

 このため、ヘビーゲームを予定している場合は、ノートの下部に置いて冷却する装置(ノートPCクーラー)や冷却シート(ノートパソコン用)が市販されています。とりあえずこれを探して置きたいものです。


 【液晶の種類】

 液晶の種類は何か?:ゲームやDVD映画向きか?というチェックです。

 これは、こだわりの周辺機器ー液晶モニターに詳しく書きましたが、画面に光沢があるワイド仕様の方が、ゲームやDVD映画には、向いています。

(もっともゲーム向きのノートから選べば、通常その仕様になっています。これに対して、文章を読むことが中心のパソコン利用では、非光沢、ノングレア(光の反射や写りこみが少ない)液晶がおススメとなります。)

 また、輝度(カンデラ) も高い方が良いので、下の数字の大きいものを選びたいですね。輝度XXX以上、コントラスト WWW : 1。また、液晶の応答速度は早いものが良いでしょう。(? mSec以上)などとなります。


 【5.1チャネルステレオスピーカ塔載など、音響効果環境】
  これらは、スペック欄を詳しく見てチェックすることが出来ます。


 2012年8月中旬作成(まだ制作途中です!)




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