【実機】クレバリーeショップのBTOパソコンを徹底評価
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【本ページと関係深いページ】 :
フルカスタムに出来るBTOショップの一覧
PCパーツショップ・クレバリーを運営する(株)クレバリーは事業を停止、破産手続きに入ったことが明らかになった。同ショップは現在、店舗、ネット通販ともに全ての営業を停止しており、店頭のシャッターは閉まったままだ。(マイナビニュース「老舗ショップが15年の歴史に幕」より (2012/06/03))
★【クレバリー・ブランド力の評価】
クレバリーは、Windows95が発売された翌年、1996年12月に秋葉原1号店をオープンという12年近くの歴史をもっており、現在では、秋葉原に、1号店、2号店、インターネット館の3店舗を展開しています。
残念ながら、現在業務を停止しております。弊社も間接的に大変お世話になりました。今後の再開を強く期待しております。
クレバリーは、DOSVパーツやBTOパソコン販売が中心ですが、特にキーボードの取り扱いの種類や数では秋葉原で有名です。ショップのキャラクターマークで使われてるのは最初「牛」かと思ったのですが、どうやら茶色のクマのようです。カン違いしてる人もいるのではないでしょうか。
これは、サイトの中に通販ブログ「クマ出没!アキバ注意報!!PCパーツの聖地秋葉原に生息するクマのひとり言」というのがあったため判明しました。(ちなみに当サイトは黒ネコですが。)
壮観のキーボード展示
さて先に紹介したキーボードは、秋葉原2号店で販売しており、筆者もふらりと行くことがあるのですが、キーボード展示は壮観で、ホントニ見応えがあり感心します。日本一ということで、実際200種類以上があるとのことです。また、マウスの種類もかなり豊富です。
ラオックスコンピュータ館がなくなり、ツクモが「会社更生法の適用を受けた」など、厳しい業界状況にあって、2007年 4月、物流センターを越谷市に開設するなど、発展を続けているのは、ショップの特色がマニアやユーザーによく受け入れられ、リピーターがかなりいるものと推測されます。
一方クレバリーのeショップサイトは、どちらかと云えば、一見大変地味で、堅い感じですが、BTOパソコンのカテゴリ・ページを開いて見ますと、ミドルタワー、省スペースのスリムパソコンそしてキューブ型PCと3種類のケース形状のPCをそろえていて、それぞれの形状に対してスタンダードPC、地デジPC,ゲームPC、法人向けモデル、コンセプトモデル、即納パソコンなどを用意しています。
今回、「クレバリーeショップのBTOパソコンを徹底評価」として、、ショップ紹介記事を書くに当たり、偶然にも、クレバリーeショップさんから、この中から代表的なゲームPC:ミドルタワー Core2 Quad GM8J ゲームモデルをお借りできましたので、その機種をチェックして行きたいと思います。
評価したMiddle Tower Core2 Quad GM8J ゲーマー
★【(実機)使用パーツを徹底チェック・評価】
さて、実機評価用にお借りした、主力商品であるフルカスタマイズ・ゲームPC:ミドルタワー Core2 Quad GM8J ゲーマーを開梱して、使用パーツのメーカー名、製品名などをチェックして見ました。
●マザーボードのメーカーは、信頼性で定評のあるASUS製の、P5Q PRO が採用されていました。これはホームページ上にもハッキリと記載されていて安心です。このマザーは、チップセットクーラーに銅ヒートパイプ式のものを使って静音化し、かつ信頼度向上しています。(ファン式は通常、数年でモータが壊れます。)
●メモリーは、ホームページには、4GB(2GBx2) [DDR2/PC6400/CL5] の記載でメーカー表示がありませんでしたが、実際のモデルには、Elixer製が付いていました。このブランドは数年前(Samsungが値上げした頃)から安価に入手でき、トラブルもほとんどないので人気です。
●ハードディスクは、ホームページには、1TB [SerialATAII/7200rpm] の記載でメーカー表示がありませんでしたが、実際のモデルには、やはり信頼のブランドである Seagate製、バラクーダのST31000333ASが付いていました。安心できるパーツ組み込みですね。
●さらに、肝心のパーツである、ビデオカードは、ホームページには、ATI RADEON HD4870 512MB [PCI-e/Dual DVI(HDCP対応)/2slot占有] の記載でメーカー表示がありませんでした。
しかし、実際のモデルには、ATI のOEM ブランドとして人気の、Sapphire(サファイヤ)のHDT4870 512MB GDDR5 Dual DVI が付いていました。これも安心できるパーツ組み込みです。ビデオカードは、2slot占有し、プラスチックケース入りで表面に女性の写真が貼ってあります。
2チャンネル出力ともDVI-I コネクタですので、アナログモニターは、変換しないと使えませんので注意が必要です。ただ、変換コネクターが1個添付されていましたので1台はOKです。(TV接続端子も付いています。)
●光学ドライブは、ホームページには、標準品が DVD スーパーマルチ [18倍速 DVD±Rx18/±R DLx10/-RAMx12] の記載でメーカー表示がありませんでした。
実際のモデルには、LG電子の GH20NS10(20倍速、Serial-ATA接続)が付いていました。これはDOSVショップがよくやる(上位互換という)標準的パーツ組み込み方法です。フロントパネルには(OEMらしく)LGのロゴはありません。また、IO DATAのBlu-ray対応ドライブがBTO選択できる(増設も可能)のもうれしい所です。
●ケースは、Antecブランドの、 SOLO [背面12cmFANx1] ≪シルバー+ブラック≫で、電源には、ホームページ表示と同じ Antec のTP3-650 [650W電源 12cm静音ファン搭載] が付いていました。
Antecブランドは、長期の人気ブランドです。12cmファンは、回転数が低いため音が静かです。
以上本体の採用パーツメーカーとその型番をチェックして見ましたが、ホームページにメーカー記載のあるマザーボード・ケース電源以外のパーツには、実際のところ(ショップ在庫の都合により)ノーブランド品が使われることも「あり」になります。
この辺は、このクレバリー「ブランド」の高さを信じるしかないのですが、今回実際にお借りしたモデルを詳細に調べました上の結果から、信頼のできる誠実な「ショップブランド」であることがハッキリ分かりました。と言いますのは、(ホームページにメーカー記載なくても、一般的想像より)より安心のパーツが選択され使われており、クレバリー「ブランド」が、激しい競合に打ち勝ってここまで来た理由も推定できるためです。
また、この機種は、自信のモデルだけあって、どのパーツも、ほぼフルカスタマイズできるようになっていました。またケース内の配線回りや結線処理などもシンプルで、後々の部品増設や交換しやすいようにまとめられていました。
本機をゲーミングPCとして評価したページは、下記です。こちらも是非お読み下さい。
→ 【 3Dゲーム・オンラインゲーム・パソコンを探す−クレバリー編 】
★【製造、組立てを徹底チェック・評価】
残念ですが、ウェーブ上には、海外生産工場の写真が1枚出てるだけで、これらについての記載は、まったくありませんでした。この辺は、この「ショップブランド」の高さを信じるしかないようです。従って、題名の徹底チェック・評価は、出来ませんでした。
今後、クレバリーeショップ「ブランド」力や信頼度をさらに高めるには、生産工場の製造・組立てから品質管理などをどこで、どのように行なっているのかを、ホームページ上に写真などを入れて明示した方が良いと感じました。
★【BTOパソコンのラインアップを徹底チェック・評価】
それでは、クレバリーeショップのBTOパソコンの機種のラインアップを見てみましょう。BTOパソコンのカテゴリ・ページを開いて見ますと、現在、
●ミドルタワー型では、
・スタンダードモデルが5機種、
・地デジモデルが4機種、
・ゲーマー PCが5機種、
・法人向けモデルが2機種、
・コンセプトPCが3機種:データのバックアップや公開、PCのバックアップ向きWindows Home Server搭載機種やグラフィック性能に優れたCG・映像向けコンセプトPC
・即納モデルが4機種
●スリム型では、
・スタンダードモデルが5機種、
・ゲーマー PCが2機種、
・法人向けモデルが3機種、
・コンセプトPCが1機種:省電力タイプのCPU、HDDを搭載など。
・即納モデルが3機種
●キューブ型 では、
・スタンダードモデルが3機種、
・地デジモデルが2機種、
・即納モデルが2機種
以上デスクトップ型が合計44機種ありました。
これ以外にノートパソコンは、小型ミニノート が9機種、10万円以下ノートPCが4機種、ありました。メーカーは、TOSHIBA、ASUS、ACER、Lenovo製品でした。ノートの機種は豊富とは言えず、やはり、デスクトップ型中心の品揃えです。
この中で、特にクレバリーeショップらしい特色のあるものをピックアップして、見て行きたいと思います。
★【BTO地デジ・パソコン】
これらの中で、ゲームモデル以外で特に注意を引くのは、地デジモデルです。
いずれにも、バッファロー製の、地上波デジタルチューナーカード (DT-H50/PCI 価格 : ¥15,700円 ) が搭載されていました。
この地デジカードは、使用するグラフィックに対応した「※COPPドライバー」というものが必要であり、BUFFALOのサイトでは、パソコンの地デジ対応度が簡単にチェックできる「ストリームテスト」(ダウンロード可能)を用意しています。
一般のパソコンでは、この「ストリームテスト」を実行して、バッファロー製地デジチューナー利用の可否やハイビジョン出力に必要なデジタル出力(DVI)&著作権保護機能(HDCP)の有無などを購入前に確認する必要があるのですが、本地デジモデルは、その必要がなく初心者には購入の動機付けになるかも知れません。
※注記)COPPドライバーは、グラフィックカード付属の最新のドライバーに含まれ、グラフィックボードやグラフィック機能搭載マザーボードのメーカーWebサイトから最新版のダウンロードが必要。
以上、クレバリーらしい特色のあるジャンルのBTOパソコンを挙げて見ました。納期は、いずれも、3〜5日が標準と大変短いと思います。
2008年11月記
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