一眼レフなど写真編集(RAW 現像)に最適PC一覧
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2024年7月14日調査更新
【関連が深いページ】 :
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いまや、古くからの一眼レフレックス愛好者も、そのほとんどがデジタル式の一眼レフに変わり、廉価版の「ミラーレス一眼」までも登場し、軽くなったためか、「カメラ女子」が増えている時代となりました。
こういった一眼レフの画像編集に最適な PCを探す方も増えています。このページでは、写真編集(RAW 現像)向けパソコンを販売している、ショップブランドとメーカー各社のラインアップを調べて一覧表を作成して見ました。
※注記1)RAWデータ現像:デジタル一眼レフやミラーレス一眼カメラほか、高級デジタルカメラで記録したRAW(生)画像データを、専用に設計された現像ソフト(RAW現像ソフト)によって自由に調整・出力が可能で、この処理をフィルムになぞらえて「現像」と呼ぶ。
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【写真編集に必要なパソコンの基本性能スペック】
下に掲載の『写真編集(RAW 現像)向けPC一覧表』は、デジタル一眼レフカメラで撮った写真のRAWデータ現像に最適な専用モデルPCです。
各社ともに最新の
★スレッド数の多い高速CPU :4スレッド以上、3.0GHz以上
★大容量メインメモリー :8GB以上
★ハードディスク :1.0TB以上
を搭載しています。
マウスコンピュータのエントリーモデルでさえも、CPUは第3世代ながら、Core i5 -3470(4コア4スレッド、3.2 GHz/Max 3.6GHz)、メモリー 8GB(PC3-12800) 、HDD 500GB( 6Gb/s, SATA3) という性能でした。
一眼レフレンズが捉えたデータがRAWデータには、生のまま丸々保存されています。 そのため、RAW形式のファイルは、一般的なJPEG画像とは比較にならない巨大なファイルサイズになります。
(注意事項:RAWデータは無圧縮か可逆圧縮であるため、JPEGと比較すると3倍くらいの非常に大きなファイルサイズになる。JPEGデータは非可逆圧縮であり、加工により画像劣化する。)
このため、大量の写真データの閲覧だけでなく、RAW現像という編集処理をするのは、パソコンにとって、かなりの負荷のかかる作業となるのです。
ノートPCでは、撮って来た写真データの閲覧チェック作業くらいまでは可能ですが、本格的な写真の編集作業は難しいと考えた方が無難と思われます。
: ピクチャーコントロールを適用
(出典は、ニコン Capture NX 2 ガイド)
下記の一覧表では、各社とも「RAW現像ソフト」を快適に動かせるスペック構成のPCとしていますが、RAW現像用の編集アプリは特に搭載していませんので、自分で準備する必要(カメラ付属の画像編集ソフトなど)があります。
(※注記2:主なRAW現像ソフトウェア参照方)
また、写真編集処理PCとして必要なパソコンの性能というのは、この自分で準備し、使う予定の「RAW現像ソフト」が快適に動くスペック環境条件(カメラ機種のRAWフォーマットに対応)が必要と言うことになります。
【 Adobe Photoshopの例 】
もしそれが、汎用ソフトとして有名な、●Adobe Photoshop Lightroomや、●Adobe Photoshop(アドビシステムズ)などであれば、アドビ社が、パソコンの推奨システム構成というのを公開しています。一度それを確認しておくのが良いかと思います。
グラフィックス(GPUカード)については、最新のドライバーインストールなど、アドビ社の必要システム構成(下記)を確認するなど、少し注意が必要です。
◆Adobe Photoshop バージョン 23.0(2021年10月リリース) の必要システム構成
(Windows 版、Mac OS 版 )
・CPU : 64 ビットをサポートしている Intel または AMD プロセッサー
(SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上:これ未満のCPU探すのが大変です)
・メインメモリー: 8GB以上の RAM(16 GB 以上推奨)
・ハードディスク: 4 GB以上の空き容量(16 GB 以上推奨)
・ディスプレイ: 1280 x 800以上の解像度(推奨1920 x 1080以上)
・グラフィックカード: DirectX 12 をサポートしている GPU
(mac OSでは、Metal をサポートしている GPU)
1.5GB の GPUメモリ(4K 以上のディスプレイの場合は推奨 4GBの GPUメモリ )
→下記参照★Photoshop およびグラフィックカードに関するよくあるお問い合わせ
次に、写真が大量に保存される、カメラ付属の専用メモリーカードについてですが、下記の1覧表のツクモの例では、カメラごとに違う各種のメモリーカードデータ取り込みに便利な●前面カードリーダーも標準搭載(左の写真)しました。
microSD/microSDHC/microSDXC/メモリースティック マイクロが直挿しができるとしています。
もし、標準付属でない場合は、BTOオプション選択が出来ますので、「マルチカードリーダー」を追加しましょう。ほとんどのメモリーカードを読み書きすることができます。
【 RAW現像における処理時間の参考例: 】
さて、RAW 現像に最適なデスクトップパソコンと一般のノートPCとで、RAW現像の処理時間を比較した例がウェブ上にありましたので、ここに紹介して置きます。
「Adobe Photoshop Lightroom 4」で約25MバイトのRAWデータ10枚を一括現像(引用出典:ITmedia PC USER >FMVとEIZOの強力コラボPC: FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/J(2013年3月))
この測定データによれば、RAW現像の処理時間が約1/4(26%)に短縮されていました。4倍高速化するのですから、圧倒的な処理速度の向上といえるようです。
このPCは、FMV(Fujitsu)とEIZOのコラボレーションPCということで、限定特価で販売品ですが、現在でも、CPUが更新された、後継機種2021年モデル:「ESPRIMO WD2/F3」をカスタマイズすることは可能です。
【FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/Jのスペック】 :
このPCは、本ページで下記に一覧表紹介した機種とほぼ同じレベルの性能です。
●CPU:第3世代 Core i7-3770(4コア8スレッド対応、3.4GHz/Max3.9)、
●メモリー:8GB、
●ストレージ:SSD(128GB)+HDD(2TB):BTOカスタマイズで、メインHDDをSSDに変更し、さらにHDDをオプション追加すればストレージの高速化が出来る。
●GPU: AMD Radeon HD 7570 (カラー発色が良いため、このカードを選択。下の方に書いた「マニアの方の自作パソコン製作例」を参照下さい)
【第4世代CPU(4000番台)と、第3世代旧CPU(3000番台)での現像時間の違いは1割程度】
(注記: 2015年末、第6世代 CoreプロセッサSkylake(スカイレイク、6000番台)が、最新版CPUは、2017年頭、第7世代 CoreプロセッサKaby Lake(ケイビーレイク、7000番台)登場しました。 )
2013年夏発売の第4世代CPU(Haswelll)と前世代の同等CPUで、このRAW現像における処理時間がどの程度変わるかという調査結果が、「日経WinPC:8月号」の27ページに出ていましたので、ここに紹介しておきます。
下表は、市川ソフトラボラトリー「SILKYPIX Developer Studio Pro5」 での測定結果の2例だけ掲載しましたが、やはり処理時間は、(同一速度スペックで)10%程度速くなっています。一般傾向として、上位のCPUになればなるほど、そのレベルに応じて速くなる傾向でした。
このため、新しくPCを買い換える時は、第4世代CPU以降のもの(最新版は第6世代の6000番台)にしておきたいものです。
第3世代CPU | 第4世代CPU | RAW画像の現像時間 |
---|---|---|
Core i7 -4770K(3.5GHz/Max3.9) | 1分15秒( -9% ) | |
Core i7 -3770K(3.5 GHz/Max 3.9) | 1分22秒 | |
Core i7 -4670K(3.4GHz/Max3.8) | 1分38秒( -9% ) | |
Core i7 -3570K(3.4 GHz/Max 3.8) | 1分48秒 |
【 ワンポイントアドバイス 】
グラフィックス(GPUカード)に、Intel HDグラフィックス(CPU内蔵)を採用の機種があるように、特に3D画像処理をしない方には、高いグラフィックスカードは不要です。その代わりCPUのコア数・スレッド数(並列処理の数)と速度、そしてメモリーやHDD容量を増やした方がメリットがあるでしょう。
ただ、「Adobe Photoshop」もそうですが、利用する画像編集ソフトが、GPU 拡張機能(ビデオカード搭載のプロセッサ、または GPU のアクセラレーションを使用する機能)を用いた少し高度の編集をしたい場合は、それが出来るレベルのビデオカードが必要でしょう。
「Adobe Photoshop」を利用の場合で、自分でグラフィックスカードを交換する場合は、上に挙げた「Photoshop 検証テスト済みのビデオカード」に載っているか注意下さい。
画像データを受け取り用のメディアリーダ/ライタなど付属品の特徴などは、販売サイトから詳細を確認下さい。
【 写真編集(RAW 現像)向けPC一覧表 】 (2024年7月14日調査更新)
店舗(メーカー) パソコン型番 |
ケースタイプ | グラフィックス 型番 |
CPU型式 (速度) |
メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
価格 (標準仕様) |
---|---|---|---|---|---|---|
マウスコンピュータ RAW現像・写真編集におすすめパソコン :DAIV Z4-I7I01SR-A |
14型ノートPC
ライトな編集で コスパ最優先向け |
intel Iris Xe グラフィックス |
Core i7 -1360P (12コア16スレッド、定格2.2GHz ターボ最大5.0GHz、18MB smartキャッシュ) |
16GB (8GBx2) (DDR5-4800) |
M.2 SSD 500GB NVMe Gen4×4 |
179,800円
(2024年6月25日調査) |
日本HP
おすすめ画像編集ソフトと画像編集に最適なパソコン: HP ENVY x360 15-fh(AMD) |
ノート型 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080) |
AMD Radeon グラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
AMD Ryzen 5 7530U
(6コア12スレッド、定格2.0GHz/ Boost 最大4.5GHz、L2/L3キャッシュ19MB) |
16GB
(LPDDR4x-4266MHz) |
512GB SSD
(PCIe NVMe M.2) |
141,710円
他に全11機種あり! (2024年7月14日調査) |
マウスコンピュータ RAW現像・写真編集におすすめパソコン :DAIV FX-I7G60 |
タワー型 【ミドル向け】 ソフトの多重起動される方 |
GeForce RTX 4060 (GDDR6 8GB) |
Core i7 -14700F (20コア28スレッド、定格2.1GHz ターボ最大5.4GHz) 33MB smartキャッシュ |
16GB (8GB×2) (DDR5-5600) |
M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4) |
254,800円
(2024年6月25日調査) |
マウスコンピュータ RAW現像・写真編集におすすめパソコン :DAIV FX-I7G6T |
タワー型 【ハイエンド向け】 処理能力が必要なヘビーな編集をする方 |
GeForce RTX 4060 Ti (GDDR6 8GB) |
Core i7 -14700F (20コア28スレッド、定格2.1GHz ターボ最大5.4GHz) 33MB smartキャッシュ |
16GB (8GB×2) (DDR5-5600) |
M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4) |
279,800円
(2024年6月25日調査) |
日本HP
おすすめ画像編集ソフトと画像編集に最適なパソコン: OMEN by HP 40L Desktop GT21-2000jp |
ミニタワー型 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti
12GB (GDDR6X) |
Core i7 -14700K
(20C/28Th、定格 GHz/ Boost 5.6GHz、Sキャッシュ33MB) 水冷CPUクーラー |
32GB (16GBx2) (DDR5-5200) |
2TB SSD
Western Digital製 WD_Black (PCIe Gen 4x4 NVMe) |
298,800円
インテル Z790チップセットマザー (2024年7月14日調査) |
ツクモ 写真家・中原一雄氏監修 写真編集 RAW現像 PC ベースモデル: PM5A-B221/B2 |
MicroATX ミニタワー型 |
AMD Radeon RX 6400 4GB(GDDR6) | AMD Ryzen 5 5600 (6コア12スレッド、定格3.5GHz Boost 最大4.4GHz、L2/L3キャッシュ35MB) |
16GB (DDR4-3200) |
500GB(SSD) (M.2規格 / NVMe接続) |
104,800円
マザーボード ASUS製 PRIME A520M-A (MicroATX) |
ツクモ 写真家・中原一雄氏監修 写真編集 RAW現像 PC ベースモデルカスタマイズ: PM5A-B221/B2 |
MicroATX ミニタワー型 |
GeForce GTX 1650 4GB(GDDR6) | AMD Ryzen 5 5600 (6コア12スレッド、定格3.5GHz Boost 最大4.4GHz、L2/L3キャッシュ35MB) |
16GB (DDR4-3200) |
500GB(SSD) (M.2規格 / NVMe接続) |
110,800円
マザーボード ASUS製 PRIME A520M-A (MicroATX) |
ツクモ 写真家・中原一雄氏監修 写真編集 RAW現像 PC スタンダードモデル: PA7A-C221/B |
ATX ミドルタワー型 |
GeForce GTX 1660 SUPER 6GB (GDDR6) | AMD Ryzen 7 5700X (8コア16スレッド、定格3.4GHz Boost 最大4.6GHz、L2/L3キャッシュ36MB) |
32GB (DDR4-3200) |
1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) | 197,800円
マザーボード MSI製 B550-A PRO (ATX) |
下欄のFUJITSU後継機種
FMV ESPRIMO WD2/F3 カスタムメイドモデル |
スリム型 | NVIDIA Quadro P620選択(2GB)
オプション |
Core i3 - 10105選択 (4コア8スレッド、定格3.7GHz ターボ最大4.4GHz) |
8GB以上選択 |
256GB(SSD)選択 +3TB(HDD)選択 (7200rpm ,SATA) |
148,583円〜 (2週間程度) |
FUJITSU と EIZO コラボPC(前出測定データ参考)
FMV ESPRIMO WD2/J 後継機種 ESPRIMO WD2/F3を上記にカスタマイズ |
スリム型 | Radeon HD 7570(1GB)
現在本オプションなし |
第3世代 Core i7 -3770 (4コア8スレッド、定格3.4GHz ターボ最大3.9GHz、L3キャッシュ8MB) |
8GB (PC3-12800) |
128GB(SSD) +2TB(HDD) (7200rpm ,SATA) |
88,800円〜 (188,800円 エイゾーの23型モニターセット時) |
★とっておきの写真をより美しく!画像編集ソフト特集 ★(Bector)
【本ページと関係深いページ】 :
Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデルへ
動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代へ
★【参考】 本格的なマニアの方の自作パソコン製作例 ★
(BTOパソコンの選定や、パーツ選択時点のポイントが解ります!)
【 こだわりの写真編集向きパソコンとは】 (本記事は、旧ページからここに移設したものです)
さて、ここからは、筆者が「DOS/V」という組み立て式のパソコンショップをしていた、2004年4月頃の話です。(10年以上も前ですから、今では常識かもしれないことも多くあります。)
写真を趣味にしてる方は多いかと思います。写真が趣味のお客さんの中に、ホントニ徹底的にこだわる人がいました。その方の熱い希望に沿ったパソコン作りのお手伝いをさせてもらいましたので、以下はそのお話です。
【カメラ、カードメモリー、そして編集ソフトは】
カメラは、もちろん ニコンの1眼レフ(9年も前に、デジタル1眼レフを使用)でした。
撮影した写真は、大容量データの入る、SDというメモリーカード(SDカード) から、パソコンに取り込みます。
そしてやはり、ニコンのソフト"NikonView"(後継は「Nikon ViewNX」)で、写真を選択して、"Nikon Capture"(後継は、ニコンのRAW現像ソフトウェアの「CaptureNX」)というソフトで、デジタル現像・画像処理・調整・補正・強調などの編集を加えていくのでした。
ノートパソコンで処理していた時は、それなりに(こんなもんだと、)まだ、我慢できていたようなのですが、データの量や動作速度にやはり限界があり、デスクトップで高速にやろうとした時、問題が出て来ました。
【選んだモニターは】
モニターは、画像の美しさで定評のナナオ (現在のEIZO:FlexScan M190)から、選びました。(確か、撮った写真のチェックに便利な縦表示に回転するタイプだった気がします。)
(参考まで)左のバナー広告の、ColorEdge CX270-CNXは、カラーマネジメント対応のプロ写真家御用達のEIZO ColorEdgeシリーズ(23型〜27型)中の27インチモデル。
筆者も意味は漠然としか分かりませんが、Adobe RGBカバー率97%(Adobe RGB色域に含まれる97%の色域を再現できる)という凄い商品のようです。もちろん値段も高いですが。
バナーをクリックするとエイゾーのサイトでは、「写真・グラフィックスを編集する」など、用途に応じたいくつかのモニターのジャンルがあることが分かります。
ここでは、画像の美しさで定評のある、エイゾーと言うメーカーの紹介だけにして置きます。
※注記3:カラーマネジメントで参考になるサイト →カラーチャートで始めるカラーマネージメント(キヤノン)
さて、パソコンのスペックは、
2004年頃だったのですが、CPUは、迷わず Pentium 4 : 3.0GHZ とし、メモリーは、Dual-channelの 1GB と(当時としては)十分です。
SDメモリーカード(SDカード)の読み書きできる、フロッピーディスク一体型のリーダー・ライターも取り付けました。
処理速度は、これで満足したのですが、市販のパソコンでは、まずカラーの画像表示に、不満でした。
グラフィクスカード(略してグラボ、VGAカードともいう)もRadeon 9600 レベル(当時では高性能) に変えたりしました。
【カラーの発色、色表示に不満!】
しかし、カラーの発色、色表示がもっときれいになるはずだというのです。実際のところ、(自作に詳しい方なら知っているのですが、)グラフィクスカードの主にメーカーによってですが、カラーの色が、つまり、発色が少しづつ違うのです。
※注記)主なカードメーカーによる発色の違い
●Nvidia GeForce 系のカード:一般的には、落ち着いた発色で線がきれいな印象。とか、青みのかかったスッキリした色合い。
●AMD Radeon系のカード: 発色が鮮やかで原色が強い感じ。とか、温かみのある柔らかな色合い。とか、発色にメリハリがあり、黒の締まりがよい。
とか言われています。
Matroxは、「原色の発色は最高とか、鮮やかな発色で原色がきれい」の方で、上の2社とに比較では、どちらかと言えば、Radeon系のカードに近いと思います。
ただし、モニターの影響が強いですから、同一のモニターで差し替えて観察しないと分かりません。また、カラーキャリブレーション済みのディスプレイで観察するのを前提とします。
(発色の違いの注記は、ここで終了。)
(左に掲載の写真は、山に写真を撮りに行く途中で、筆者のショップに立ち寄った際に、頂いたものです。クリックするともっと拡大します。)
話を元に戻して、
(グラフィクスカードを発色で評価の高い(当時では高性能の) Radeon 9600 レベルで試してもらっても、なお、「色表示に不満」であったため、)
これは、いまでは個人用では、あまり売れなくなった、例のメーカー"Matrox" に登場してもらうしかないと感じました。
"Matrox" は、2次元の発色の良さで右にでるものがなかったのですが、3Dグラフィクスで劣るのと価格が比較的高いため売れなくなってしまったメーカーです。
"Matrox"製品の中から、「Millenium P650 」。
これは、2台のモニタに別々のアプリケーションを表示出来るマルチディスプレイ機能(今では3チャネル同時出力も出来ますが、当時は珍しかった!)も持っています。
アンチエイリアシングで、3Dのエッジやテキスト文字もくっきりしますが、なにより、カラーの発色、色表示がきれいなのです。
これに変えてからようやく彼も満足しました。メデタシ、メデタシとなりました。
※注記)現在、「Matrox製品」で市販のものは、アマゾンに販売がありますので、右を→Matrox グラフィックボードクリックすると価格や概略仕様が分かります。公式ホームページは、「Matrox製品」まで。
★最新のMatrox製品ビデオカード発売情報(2015年1月):
◆Matrox製ビデオカードの新モデルが久々に発売、AMD製GPUを搭載、: 新モデルの販売確認は約5年ぶり ・・・・
【パソコンの仕様は】
このパソコンの仕様は、下記でした。
2004年ですから、もう10年も前のスペックでお役には立ちませんが、今でも、CPUで、3GHz という数字は、(マルチコアで数は増えましたが、)単体性能としては高いですから、当時としては結構なハイスペックでした。
CPU | メモリー | HDD | グラフィック | 光学ドライブ | パソコンケース |
---|---|---|---|---|---|
Pen 4 : 3.0GHZ | Dual-1.0GB | 160GB | Matrox:Millenium P650 | 16倍マルチドライブ | タワー型 |
【関連が深いページ】 :
Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデル
3DCG制作入門向けパソコン -Blenderが快適
動画(ビデオ)編集パソコン一覧へ
※注記2:主なRAW現像ソフトウェア(出典は、ウィキペディアを参照しました)
カメラメーカー毎に独自のものが用意されていますが、汎用ソフト(一番下)もあります。
●Digital Photo Professional(キヤノン)
●DiMAGE Master(コニカミノルタ) - 別売
●HS-V3(富士フイルム) - 別売
●Image Data Converter SR(ソニー)
●KODAK EASYSHARE Software(コダック)
●Mamiya Digital PhotoStudio(マミヤ)
(Phase One、日本語版発売元:DNPフォトルシオ) - 2007年にフェーズワンと業務提携を締結し、デジタル分野における業務を全てフェーズワン社へ移管した。
●ViewNX(ニコン)
●ViewNX2(ニコン)
●CaptureNX(ニコン) - 別売
●CaptureNX2(ニコン) - 別売
●OLYMPUS Viewer 2(オリンパス)
●PENTAX Digital Camera Utility(ペンタックス)
●PENTAX PHOTO Laboratory(ペンタックス)
●SIGMA Photo Pro(シグマ)
●PHOTOfunSTUDIO(Panasonic)
●Capture One(Phase One、日本語版発売元:DNPフォトルシオ) - デジタルバック「Phase One」シリーズ用現像ソフト。現在のバージョンでは他社製デジタルカメラのRAW画像も現像できるなど汎用ソフトとしての性格も併せ持つ。
●Phocus(Hasselblad) - AppleコンピュータOSのみ
★汎用ソフト(有名なところのみ)
●Adobe Photoshop Lightroom(アドビシステムズ)
●Adobe Photoshop(アドビシステムズ)
●Corel Paint Shop Pro(コーレル)
●Aperture(アップル)- Mac OS X専用。
注記4)
◆Adobe Photoshop CS6 の必要システム構成(Windows 版、Mac OS 版 )
・CPU: Pentium 4、または Athlon 64(Mac OS 版は、インテル製64-bitマルチコアCPUのみ)
・メインメモリー: 1GB以上の RAM
・ハードディスク: 3.5GB以上の空き容量
・ディスプレイ: 1024x768以上の解像度(推奨1280x800以上)
・対応するAPI : OpenGL 2.0(Direct X ではありません)
・DVD-ROMドライブ
・グラフィックカード: 256MB以上のVRAM(推奨512MB以上)搭載したもの
→Photoshop CS6 で、検証テスト済みのビデオカード
NVIDIA GeForce 8000、9000、100、200、300、400、500 シリーズ
NVIDIA Quadro 400、600、2000、4000(Mac OS および Windows)、CX、5000、6000、K600、K2000、K4000、K5000(Mac OS および Windows)
AMD/ATI Radeon 2000、3000、4000、5000、6000、7000 シリーズ
AMD/ATI FirePro 3800、4800、5800、7800、8800、9800、3900、4900、5900、7900
AMD/ATI FireGL W5000, W7000, W8000
インテル HD Graphics、インテル HD Graphics P3000、インテル HD Graphics P4000、インテル HD Graphics P4600/P4700
注記5)
◆Photoshop Lightroom CC/Lightroom 6 の必要システム構成(Windows 版)
・CPU :インテル または AMD プロセッサー(64-bit 対応)
・HD または AVCHD ビデオ機能を使用する場合はデュアルコアプロセッサーを推奨
・Windows 7 SP1 、Windows 8.1 または 10 日本語版
・メインメモリー: 2GB以上の RAM(8 GB 以上推奨)
・ディスプレイ: 1024x768以上の解像度(推奨1280x800以上)
・グラフィックカード: 1GB以上のVideoRAM(VRAM)(4K,5K対応モニターでは、2G以上)
・対応するAPI :GPU関連機能用では、OpenGL 3.3及びDirect X10対応ビデオアダプター
・ハードディスク: 2 GB以上の空き容量
◆Photoshop Lightroom CC/Lightroom 6 の必要システム構成(Mac OS 版)では、さらに下記をプラス
・インテルマルチコアプロセッサー(64-bit 対応必須)
・Mac OS X v10.9、v10.10、または v10.11 日本語版