電脳獅子惑星ロゴ

3DCGソフト:Shade 3D概要と動作スペック、推奨PC一覧など

 Shade 3Dは、シリーズ累計60万本を超える、人気の統合型3DCGソフト・・・・・ 3D CG/CAD 作成に最適なNVIDIA Quadro 600、Quadro 2000を搭載・・・・マンガ・アニメーション・映画製作・建築用など様々な用途に・・・
(Update 2024. 3.24)

記事ヘッダー写真

3DCGソフト:Shade 3D概要と動作スペック、推奨PC一覧など

(本ページはプロモーションが含まれています)

 2024年2月26日更新

【本ページと関係深いページ】 :
  3DCG制作入門向けパソコン -Blenderが快適
  3DCGアニメ制作推奨PC - 3ds Max, Maya, Cinema 4Dなど快適


 Shade 3Dは、シリーズ累計60万本を超える、人気の国産統合型3DCGソフトです。
 3DCG制作のモデリング、材質設定、照明、アニメーション、レンダリング、3D プリンター対応まで、3D 制作全般をサポートしている。ただ、素材となるテクスチャ画像の編集や、出力された映像の編集・合成には外部のソフトウェアを使う必要があるとされる。

(現在も開発続行の株式会社Shade3Dが、日本にあり、日本でも開発が行われているものの、厳密には正確ではなく、日本の時枝敏也と米国で開発のサニー・ウォンの2人の主要開発者により行われたとされる。)

 高機能でありながら安価で導入できる事もあり、ホビー用からプロフェッショナルの現場まで、アニメーション、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築など様々なクリエイターの人達が利用している。

 【Shade 3Dには、長い歴史がある】

 今から30年前の1986年、黎明期のパソコン:NEC PC98 向けに、Shade Proという商品名で登場、1994年に、Macintosh用に改良された初期ソフト『Shade III』が発売されました。

 その後、漫画家くつぎけんいち氏が、美少女CGキャラクタ『テライユキ』の制作に、本ソフトを使用したことで、Shade IIIは、世間に知られるようになった。



 ←人気だった美少女CGテライユキ

 美少女CGテライユキは、テレビCMに出演するなど一般メディアにも露出し、Shadeの広告にも起用され、1990年代末に起こったバーチャルアイドルブームにより、多くのバーチャルアイドルがShadeを使用して制作されるようになった。

 現在、本ソフトの最新版は、Shade 3Dとして、Mac OS Xや、Windows用の統合型3DCGソフトウェアとして知られている。

 身近なところでは、3Dプリンター関連のニュースでも、よく本ソフトの情報を見かけるようになりました。

 「Shade 3Dの機能は、3DCG制作のモデリング、材質設定、照明、アニメーション、レンダリングの工程をカバーしているが、素材となるテクスチャ画像の編集や、出力された映像の編集・合成には外部のソフトウェアを使う必要がある(Wikipedia)」とされる。


 さて以下は、ツクモが販売する「Shade 3D動作検証済み推奨モデルPCのページ」から、Shade 3Dの主な性能をピックアップ引用して見ました。

 ★3Dプリントアシスタント / STL フォーマット対応

 これまでCG、CADを問わず3Dモデルデータで3Dプリントを実行しようとすると様々なエラーが発生しました。

 また、そのエラー回避の修正は、手動では気の遠くなるような作業になることが多々ありました。

 Shade 3Dでは、3Dプリントがユーザの皆様にとってもっと身近に楽しめるものとなるよう3Dプリント向けの自動エラーチェック/自動修正機能を搭載しました。

 具体的には、3Dプリンタでの出力装置へのファイルの受け渡しに便利なSTLをサポートしている。

 ★マンガ製作

 マンガ製作の現場では、Shade 3Dは背景や小物の製作で多く利用されています。

 マンガ製作ツール「Comic Studio」との親和性も高いので、Shade 3Dで作った小物をさまざまシーンでこっそり登場させているマンガ家も少なくありません。

 ★アニメーション制作

 2010年10月にニコニコ動画で公開されて話題になった、ShadeクリエーターIKEDAの個人製作アニメーションを見ると、Shade 3Dで作ることのできるアニメーションの可能性を見ることができると言う。

 ★建築パース

 施主に完成イメージを効率的に伝えるための建築パース製作の現場では、Shade 3Dは幅広く利用されている。

 仕上がりイメージの美しさにも定評のあるShade 3Dなら、外観パースでも内観パースでも、自在に力を発揮する。

 ★プロダクトデザイン

 Shade 3Dの竹ひご細工のように、3次元空間上で複数のベジェ曲線を接続してモデリングする「自由曲面モデリング」機能は、その名の通り自由な曲面を描くためのものです。

 プロダクトデザインの現場からは、このShade 3Dの自由曲面のおかげでプロダクト表面の理想の曲線を描けると、高い評価がありました。


 (注記)★Shade 3Dの公式サイトで、最新の「Shade3D ver.24 の概要」を確認できます。

 Ver.16からの歩み、その後、
 ・2017年07月14日 Shade3D ver.17を発売。
 ・2018年07月13日 Shade3D ver.18の発売を開始。
 ・2018年11月29日 Shade3D Ver.19の発売を開始。
 ・2019年08月01日 Shade3D Ver.20 リリース。リニアワークフロー、PBRマテリアル・レンダリング、3DAに対応
 ・2020年07月31日 Shade3D Ver.21 リリース。2D図面機能、HDR表示、リアルタイムシャドウ対応。
 ・2021年07月30日 Shade3D Ver.22 リリース。GPUレンダリング、AIノイズ除去など。
 ・2022年07月29日 Shade3D Ver.23 リリース。アニメーション新機能、マルチタイムラインなど。
 ・2023年07月31日 Shade3D Ver.24 リリース。メタバース機能強化、ヒューマノイドボーンなど。


 【Shade3Dの基本機能】

 ●ベジェ曲線とポリゴンの2WAYなモデリング方式
 ●フォトリアルやイラスト風など多彩なレンダリング方式
 ●ボーン制御や物理演算などによるアニメーション作成
 ●3Dプリント用形状チェック&修正機能


【Shade 3D (ver.24.1)の動作環境スペック】 : 参照したShade 3Dの公式ページ

項目
Windows 版の動作環境
必須モデル 記載のハードウェアおよびOSの条件を満たすコンピュータ
OS Windows 10/11 (64bitのみ)
CPU
Intel Core 2 Duo, AMD Athlon 64 X2 以降
※SSE3 搭載必須
メインメモリー 4GB 以上 (8GB 以上を推奨)
ハードディスク 5GB 以上の空き領域
(20GB 以上を推奨)
モニタ 1024x768 ピクセル以上を必須
(1280x1024ピクセル以上を推奨)
24ビットカラー以上必須
ビデオカード(GPU) ●必須環境
DirectX 12に対応したグラフィックス環境

●推奨環境
○NVIDIA GeForce 1000 シリーズ 以上
○AMD Radeon RX 400 シリーズ 以上
○Intel UHD Graphics 600 シリーズ 以上
HDR表示
(輝度を表す指標)
○モニタ:HDR10対応必須
(Display HDR600 以上を推奨)
○ビデオカード:NVIDIA GeForce 1000 シリーズ 以上、
またはAMD Radeon RX 400 シリーズ 以上
GPUレイトレーシング ○ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX シリーズ 以上、
NVIDIA GeForce GTX 1660 シリーズ、
またはNVIDIA GeForce GTX 1060 6GB以上
点群機能 ○Intel AVXに対応したCPU



 【ソフトウェア販売例】
  統合型3DCGソフト Shade3D Ver.24 Basic(MacOS版)(初年度サブスクリプション)21,126円


 以上、2024年2月更新


 以下は、2019年9月頃の状況です。

 下記は、大手有名ショップが販売するShade 3D動作検証済み推奨モデルPCの一覧です。

 ツクモでは、 3D CG/CAD 作成に最適なNVIDIA Quadro 600、Quadro 2000を搭載しています。 「マンガ・アニメーション・映画製作・建築用など様々な用途に最適」、としていました。

 また、ドスパラでは、第4世代Core i7とQuadro K2000 グラフィックスを搭載し、Shade 3Dの精確で、高速な動作を実現、かつ長時間の業務のため80PLUS BRONZE電源を標準搭載したことをうたっています。

 この一覧表は、搭載の「CPUとグラフィックスの性能」からチェックした、おおよその性能が低い方から→高い方へと順番に並べてあります。

 また、アプリソフトやなどハード付属品の特徴などは、調べていませんので、販売サイトから詳細をご確認下さい。


【 Shade 3D動作検証済み・推奨PCの一覧 】:(2019年9月調査更新)

店舗(メーカー)パソコン型番 グラフィックス型番 CPU型式 メモリー(種類) HDD(HDD,SSDの種類) 価格(標準仕様)
ツクモ
Shade推奨モデルベーシックモデル SM5J-A180/T
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti 4GB
Core i5 -8500 8GB(PC4-21300 DDR4) 500GB HDD(SATA 3接続 / 6Gbps) 89,800 円
売切
ツクモ
Shade推奨モデルスタンダードモデル SM7J-B180/T
NVIDIA GeForce GTX 1060 Core i7 -8700 8GB (PC4-21300、4GBx2) 1 TB HDD(SATA 3接続 / 6Gbps) 119,800 円
売切
ツクモ
Shade推奨モデルプロフェッショナルモデル SA7J-C180/T
NVIDIA Quadro P2000 5GB Core i7 -8700 16GB(PC4-21300、8GBx2) 2 TB HDD(SATA 3接続 / 6Gbps) 169,800 円
売切

【CPU別レンダリング速度の計測結果(パソコン工房)】
 ★出典はパソコン工房の公式ページ :Shade 3Dのレンダリング速度をCPU別に検証icon

ベンチマーク用ファイル 空と堤防

 空と堤防とShade 3Dとパソコン工房(2000*2000ピクセル)

ベンチマーク用ファイル たわし

 たわしとShade 3Dとパソコン工房(640*480ピクセル)

 下記のデータから、レンダリング処理に必要とされるPCの性能は、CPU性能、特にマルチスレッド数のようです。

CPU 空と堤防 たわし
Core i3-4340(2コア4スレッド) 4分05秒 12分46秒
Core i5-4670(4コア4スレッド) 2分31秒 8分39秒
Core i7-4770(4コア8スレッド) 1分56秒 6分05秒
Xeon E5-2620v2 x2 (12コア24スレッド) 1分17秒 3分45秒
Xeon E5-2640v2 x2 (16コア32スレッド) 1分05秒 3分03秒
Xeon E5-2660v2 x2 (20コア40スレッド) 0分57秒 2分13秒


【本ページと関係深いページ】 :
  3DCG制作入門向けパソコン -Blenderが快適
  3DCGアニメ制作推奨PC - 3ds Max, Maya, Cinema 4Dなど快適


 2019年9月更新


【サイト内の関連記事ページ】 :

  Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデル
  動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代へ
  動画(ビデオ)編集パソコン一覧
  コスパ重視の映像・3DCG制作用PCの事例1−Adobe CS6 動作確認モデル
  3DCG/CAD/映像編集など向けQuadro搭載PC一覧
  Shade、iClone、modo、LightWave推奨や動作確認済みPCの一覧
  EDIUS(エディウス)が快適に動作するPCのスペックは−特にAVCHD編集で


注記)
1.Shade
 Shadeは、国内で最も使用されている国産3DCG作成ソフトウェア。3DCGの制作に必要な機能がすべて搭載された、統合型3DCGソフトウェア。立体形状の作成、質感設定、シーン設定、アニメーション設定、そして映像出力まで、3DCGのすべての工程をパーソナルな環境で実現できることで多くの支持を集めてきた。

2.modo
 modoは、Mac OSとWindowsの両方のプラットフォームにおいて、次世代アークテクチャー上で開発されたモデラー、ペイント、レンダラー、そしてアニメーションを一つのパッケージとして統合した3Dアプリケーション。

3.iClone
 iCloneは、3DCG制作が初めての方でも簡単に3Dムービーが 作成できるソフトウェア。ドラッグアンドドロップで舞台を用 意し、キャラクタをカスタマイズして動きをつけ、エフェクト、カメラ、 ライトを設定するだけで、簡単に短時間で3Dムービーが作 成できる。iCloneは、CG制作、実写とCGの合成などの映 像制作に使われている。

4.LightWave 3D
 LightWave 3D は、長年の間、世界中における映像製作スタジオ、ゲーム開発、教育現場、インダストリアルデザイン、パブリッシュ、ビジュアライゼーション、そして趣味の製作といった、幅広い分野で利用されている、統合型3Dアプリケーション。



27型ゲーミングモニター:29,800円より

ご意見、ご要望について
  よりよいサイトへ改善のため、多くの方のご意見、ご要望の提案などをお待ちしています。
  お問い合わせ窓口に記載の上ご連絡下さい。(メールアドレスをお忘れなく)


ご意見、ご要望について
お問い合わせ窓口

電脳獅子惑星:直販のBTOパソコン比較・選択ガイド

トピックス

  • BTOショップ評判を分析

注目ランキング最新版

  • BTOパソコン販売ショップ売上高の人気ランキング
  • 高性能ゲームノート ランキング
  • 高性能ゲームパソコン ランキング
  • 高性能モバイルノート ランキング

一覧表で眺める

  • 各ゲーム推奨PC一覧
  • 動画編集(ビデオ編集)パソコン一覧
  • GPU性能比較一覧表
  • ノート向けGPU性能比較一覧表

快適動作(創作PC)

  • 写真編集(RAW現像)PC
  • Adobe CC推奨仕様PC
  • エディウス快適動作PC
  • イラスト制作性能PC
  • 3DCG制作での推奨パソコンレベル

快適動作(ゲーム)

  • FinalFantasyが快適動作するPCのレベル
  • AVAが快適動作するPCのレベル
  • BF4が快適動作するレベル

選び方・チェック項目

  • ゲーム用ノート基準
  • トレーダー(特にデイトレ)用途PC

初心者向け入門解説

  • 各BTO系ショップの得意分野を調査
  • 初心者の3Dゲーム・オンラインゲームパソコン選び方入門
  • 3Dゲーム・オンラインゲーム・パソコン入門(続編1)
  • ゲームノート入門
  • BTOノートを選ぶ理由と選び方
  • 初心者のクリエイターPC入門
  • 初心者のサーバー・ワークステーション入門
  • トレーダー(特にデイトレ)用途のパソコンの選び方

意外な激安PC探し

BTOパソコン販売の人気ランキング TOP10

PR

 


 Copyright(C) 1996 - 電脳獅子惑星 : BTOパソコン比較・選び方ガイド Allrights reserved.