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初心者のサーバー・ワークステーション入門

 パソコンとサーバー・ワークステーションとは、一体どこが違う・・・今回は、BTO 仕様で作るサーバー・ワークステーション入門・・・
(Update 2024. 3. 3)

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初心者のサーバー・ワークステーション入門

(本ページはプロモーションが含まれています)
2023年12月2日更新

 本ページは、2005年制作の古い内容ですが、現在も有用と思われるため、旧ページから内容を追加更新し、ここに移設しました。

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 パソコンとサーバー・ワークステーションとは、一体どこが違うのでしょうか?今回は、BTO 仕様で作るサーバー・ワークステーション入門です。

 ワークステーションは、もともとパソコンより「高性能なコンピュータ」ということで、専門分野の人が業務用に使用していました。つまり、性能や機能を表す用語でしょう。

 メーカーも、Sun Microsystems社の製品をさす位、独占が進んでいましたが、パソコンの性能が上がることで、高価なSun Microsystems製品より、パソコンに近いものが使われるようになってきました。

 【経過】当初は、科学技術計算、CAD、グラフィックデザイン、事務処理などに特化した業務用の高性能なコンピュータであった。
 しかし、パソコンの性能が大幅に向上するにつれ、ワークステーションとPCとの差はほとんどなくなっていき、専門業務においても徐々に高性能なPCに置き換えられていった。このためワークステーション自体がニッチな製品となった。(2023年11月追記:Wikipedia参考

 一方、サーバーとは、業務用のネットワークコンピュータの中に接続されて、クライアントコンピュータに対し、自身の持っている機能やデータを提供するコンピュータのことで、主にその役割をさす用語です。

 【参考例】データベースサーバ、ファイルサーバ、FTPサーバ、メールサーバ、Webサーバ、プロキシサーバ、プリントサーバ、DNSサーバ、DHCPサーバ、アプリケーションサーバなど。
(サーバーはニッチとならず、現在でも重要基幹システム。)

 このページでも、サーバー・ワークステーション入門 と書きましたように、あまり厳密な意味で、使い分けせず、機能・性能的にある条件を満たすものという書き方をしました。

 それでは、サーバーやワークステーションは、どのような機能や性能仕様がついているのでしょうか?それがそのままパソコンとの違いということになります。


 1.連続運転やソフト処理に対する信頼性の高い堅牢なハード構成

   このため、実績・信頼のあるハードウェア・パーツ、特に、マザーボード、メモリー、ビデオカード、電源などを採用して作られています。パーツは、この用途専用のものも多く使われてます。

 マニアの方が自作することもあり、現在でも可能なのですが、価格やパーツ間の相性という大きな問題が、以前からネックとしてありました。特にマザーボードなどは、専門メーカー(SUPERMICRO Computerなど)があり、価格も生産数が少ないため高価なものとなっています。


 2.快適なマルチタスク処理(マルチスレッド処理)のハード構成

   このため、デュアルCPU 搭載や大容量のメモリー搭載が必要となります。デュアルCPUとしては、主に、インテルの、Xeon が採用されてきました。

 そして特に、メモリーは、レジスタードECCというタイプで、安定動作のためのインターフェース回路とエラー発生時の訂正機能(ECC:Error Check and Correction)が付いているのが当たり前となっています。

 3.高速なそして冗長性のあるハードディスクへのアクセスのハード構成

   RAID 0/1、 できれば、RAID 0/1/0+1 が設定可能なレイド(RAID)機能搭載。

 冗長性のあるとは、いろんな意味で使われますが、ここでは壊れた場合すぐに復元できる保護機能がついているという意味です。
 特に、RAID 1 仕様:ミラーリング機能は、2つのハードディスクの内容が常に、全く同じに書き込みされ、万一片方が壊れた場合、交換により、すぐに元のミラー状態を回復できる保護技術です。

 重要なサーバー・ワークステーションには、RAID 0+1 仕様のハードディスク構成が欲しいところです。
 これには、ハードディスクが最低4個必要となりますが、ストライピング(RAID 0仕様※キーワード参照方)という高速な処理で、かつ冗長性のあるミラーリング構成(RAID 1)でデータアクセスされますので、理想的です。

 さらに、理想的なハードウェアとして、ホットスワップ機能というのがあります。

 これは、万一、業務中に、1台のハードディスクが壊れた時に、(電源を落とさず)運転を続けながら、その壊れたディスクを抜き取り、中身を新しいハードディスクに交換でき、また差し込むと、何事もなかったかのように、すぐに元のミラー状態を回復できるというものです。


 左の、写真の上部についてる2台が、そのミラーリングRAID構造を持ったリムーバブルディスクです。キーを回して開けて、引っ張れば、中身のハードディスクが簡単に交換できます。

 右の写真は、ホットスワップ機能こそ付いていませんが、電源を落としてから、リムーバブルディスクの1台を、途中まで引っ張った状態の例で、百聞は一見にしかず、で理解いただけたかと思います。


 それでは、最後に、以上の性能をほぼ満たしたBTO仕様で、Sun Microsystems社と並んで、サーバー・ワークステーションを長く販売してる信頼のメーカーである日本HP(ヒューレット・パッカード)のホームページから、参考仕様と価格を出してみました。

 【2005年頃のモデル】

 BTO設定機種モデル名:HP Workstation xw6200/ct gold model
  →日本HPワークステーション ラインアップicon

 元が企業相手の業務メーカーのため、堅苦しい、やぼなデザインは、頂けませんが、押さえ所はしっかりしてます。


 ・マザーチップセットは、 インテル e7525チップセット

 ・DualCPUは、 最新64ビットintel Xeon 2.8 GHz x2
 (ここは、3.0GHz としたい所ですが、ほとんど差が出ないので、ガマンでしょうか?)


 ・メモリーは、2GB(1GBx2)PC3200 DDR2 SDRAM(400MHz) Resistered-ECC Dualchannel


 ・ビデオカードは、機械系3D CADなどで高い実績をもつFire GLファミリー、価格性能が高いQuadro FXファミリーから、Quadro FX 540(128MB PCI-express)を選択した。
(CADの場合、使用するCADのウェブページから、適合VGAカードをよくチェックする必要あり。)


 ・ハードディスクは、高速Serial ATA RAID1 ミラーリング設定で、500GB(250GB x2)


 ・DVD は、マルチ16倍速、DVD±R/RW、当然、ダブルレーヤ対応。

 ・ネットワークGigabit(10/100/1000)lan オンボード
 ・IEEE1394 カード

 ・Windows XP PRO インストール仕様

 ・マネージメント機能ソフト:資産管理機能、障害管理機能、セキュリティ管理機能、構成管理機能等が付属。
 ・セキュリティ機能: セキュリティチップ(\2,500)を選択すると、ソフトウェア(HP ProtectTools Embedded Security Manager)がプリインストールされ、ハードディスクの暗号化で、強固なセキュリティを実現する。

  (写真のモニターは含まず、リムーバブルディスクの付属なし。)

 これで、リムーバブルディスクが2個ついての、RAID1 ミラーリング設定であれば、文句はないんですが。(故障時は、時間かかりますが、電源落として、中開けて、同じ仕様のハードディスクに交換するしかありません。)

 見積り価格は、338,100円(税込)でした。

 【2023年12月のモデル追記】

 HPのベストセラー製品: Z4 G5 628,650円(税込)〜(カスタムBTO可能のようです)



 レンダリングやシミュレーションから高度なビデオ編集や膨大なデータセットの準備まで、高度なワークフローに取り組めます。Z4では、幅広いプロフェッショナル向けアプリでのワークフローの高速化と、作業の高度化に対応した拡張が可能

 ・OS :Windows 11 
 ・CPU:最大24コア インテル Xeon W-2400プロセッサー・ファミリー
 ・グラフィックス: 最大2基のNVIDIA RTX 6000Ada
 ・メモリ: 最大512GB DDR5 Registered ECC
 ・ストレージ: 最大72 TB 2基のNVMeフロントベイ
 ・拡張スロット: 5スロット


   ストレージは、正面からアクセスでき、外部LEDや電子メール通知でステータス情報が示される2基のホットスワップ対応NVMeデバイス(※下記キーワード注記に写真と例)を含め、さまざまなデバイスオプションによってストレージを準備

 2005年のモデルより、だいぶ性能が上がっていますが、ホットスワップ機能もあり、基本的なワークステーションとしてのパーツ構成や使い方は、あまり変わってないように見えました。

 詳細は、日本HP(ヒューレット・パッカード)の下記ページに譲ります。

  →日本HPワークステーション ラインアップicon

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

 2005年10月原文記 ⇒2023年12月2日更新


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【キーワード注記】

 ●NVMeデバイスを2.5インチ変換アダプター参考例: ホットスワップ対応は不明ですが、CREMAX社からICY DOCKブランドで販売

 ICY DOCK ツールレス M.2 PCIe 3.0/4.0 NVMe SSD から 2.5インチ U.2 (SFF-8639) SSD コンバーター アダプター

 ●サーバー(Server)
もともと奉仕する者の意。コンピュータネットワークにおいて、クライアントコンピュータに対し、自身の持っている機能やデータを提供するコンピュータのこと。インターネットにおけるWWWサーバなどが該当する。

 ●ワークステーション(WorkStation,WS)
パソコンより高性能なコンピュータ。エンジニアやデザイナーなど高性能なコンピュータが必要な人が業務に使用したり、ネットワークサーバとして使用されたりする。OSにはUNIX系のものが使われることが多い。Sun Microsystems社の製品が市場の過半を占め、事実上の標準となっている。グラフィック分野ではSilicon Graphics社の製品がよく使われる。

 ●RAID 機能
レイドと読む。ハードディスクが最低2個必要。RAID 0は、ストライピング、RAID 1は、ミラーリング、RAID 0+1は、両者の機能を持つ。ストライピング機能は、ハードディスクのアクセス速度が2倍になる。ミラーリング機能は、2つのハードディスクの内容が全く同じとなる、データ保護技術。RAID 0+1 には、ハードディスクが最低4個必要。



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