ツェナーダイオードの性質や用途など
(本ページはプロモーションが含まれています)
【初心者向け】
ツェナーダイオードの性質や用途などを軽く書いてみました。
ツェナーダイオードは、別名を定電圧ダイオードとも呼ばれているもので、逆方向に電圧をかけると両端が一定電圧に保たれます。
電流が変化しても電圧が一定であることを利用して、定電圧回路なんかに利用されていますね。
ツェナーダイオードの便利な用途として、抵抗1本と組み合わせて必要な電圧を作ることができると言うことが挙げられます。
それぞれ品名ごとにツェナー電圧というものがあり、作ることが出来る電圧が決まっています。
既定のツェナー電圧を超えるとツェナー電流が流れます。
RSコンポーネンツに代表される電子パーツ専門サイトなどでツェナーダイオードを購入する際は、ツェナー電圧のチェックなど必要な電圧に応じたものを選ぶことをお忘れなく。
【回路の保護】
ツェナーダイオードを保護したい電子部品に入れて、回路の保護としての使い方も出来ますよね。
ツェナーダイオードを入れることで、サージ対策になるのも便利です。
【ツェナーダイオード記号】
記号の表記はこちら。
向きはカソード側に目印の帯があるのが特徴です。
上にも書いたように、便利なダイオードであるツェナーダイオードですが、欠点としてはノイズの発生が挙げられます。
このノイズの原因はアバランシェ降伏によるもので、インピーダンスが非常に低いことが特徴といえます。
ノイズの量はツェナー電圧が高ければ大きくなるので、注意が必要です。アバランシェ降伏は、雪崩降伏、アバランシェ崩壊とも呼ばれています。
ノイズの対策としては、ツェナーダイオードに流す電流量を多くすることが一般的ではないでしょうか。
ホント、色々知れば知るほどツェナーダイオードを使いこなすことが出来ればかなり便利になりそうですよね。
私はまだまだ勉強中ですが、これからどんどんツェナーダイオードを応用していければと思っています。
(2018年11月1日 記)