HIT&RUN
OverClockTeam
こちらはHIT&RUN「STAFF ROOM」です。

ちょっとしたことや、自作をする上でつまづいた話、
店頭で実際にあったこと、ご感想・ご質問に寄せられたご回答などを掲載していきます。

ご感想・ご質問・ご叱責等ございましたら、 下記メールアドレスまでご一報下さいませ。
ご質問・ご指導はwebmaster@leoplanet.co.jpまで
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'02/01/03〜
STAFF ROOM
波のあった一年。
2001/12/29


   今年ももうあと僅かとなりましたね。
   いろいろと新製品が登場して自作好きの皆さんには楽しくもあり、
  財布とにらめっこして頭を痛めるパーツも多かったと思います。
   これからも自作を楽しめるように努力していきますので、よろしくお願い致します。

   さて、今年一番驚いた出来事はSDRAMの尋常でない暴落でしょう。
   今年始めで
PC133,CL3,128MBのSDRAMが8,000円(01/03時点)でしたが、現状では2,280円(12/29)です。
   最安値は 1,280円(11/11)でしたが、この頃512MBも4,780円と信じられないほど価格が下がっていました。
   この値段では去年の夏あたりに奮発した方は悔しいですが、まあ先の見えない業界なので勘弁してください。
   (スタッフ自身もかなり悔しいですね)

   Pentium4も423pinから478pinになり、i845の登場と前述のメモリの暴落がマッチしてIntel離れが
  解消された部分がありました。
   RDRAMはあまり値下がり感がなく、i850マザーボードも高価なイメージが払拭しきれずでしたね。

   Athlonは健闘のかいあってか、夏のDualマザーボードにAthlonXPと話題を集め、
  DDR-SDRAMの積極的な採用でIntelを圧倒していた気がします。

   HDDも40GBプラッタに突入し、遂にLBAの限界128GBも超えてしまいました。
   これからATAカードが売れるのかもしれませんね。(128GBオーバー対応品!!てな具合に)

   VGAはnVIDIAのGeForce3登場・GeForce3TitaniumにATI RADEON8500、
  SiS315など3Dカードの描画性能も向上し、選択が難しかったと思います。
   (スタッフはG400で満足してますから、あまり関係がなかったです。RADEON LEが楽しかったです)
   また来年も楽しみですね。

   ちょっとここで耳寄りなお話を一つ。
   当店でも販売している「NEC NR-7800B」ですが、かなり新しい製品のようでして、
  「NEC NR-7800A」と同モデルではあるものの、ライティングソフトが対応しきれていないようです。
   B's Recorder Gold 3.16(店頭販売品)から対応してまして、
  WinCDR7.0も詳しくは調べていませんが最新のバージョンにアップデートしないとCD-RWドライブとして
  認識できないようです。
   パケットライトの方も同様でB's CLiPの最新版はOKで、PacketManはまだ未対応のようです。
   BIOS・Windows等でドライブを認識し、ライティングソフトで認識できない時はバージョンアップ等ソフトでの
  対応を試してください。不良の確率は通常極めて少ないものです。
   ハードウェアだけで動作するものではないので、何度か挑戦してくださいね。

STAFF ROOM
古いノートPCに。
2001/12/23


   ノートPCも最近は高速で大容量HDD、おまけにCD-RWまでついているモデルも多く、
  出だしの頃購入された方はちょっと悔しいところがありますね。

   でも、メーカー保証外でもメモリの増設や(メーカー純正のメモリは高い!!)、
  HDD(メーカー純正で交換した人いるのかな?)を交換すれば以外と使えるものです。
   そこで、HDDの換装を考えている人にバッチリなネタをちょっとだけお教えしましょう。

   IBMのHDD(ノート用だときっとIBMくらい)では、DiskManagerなるユーティリティで
  BIOSオーバーのHDDを使えるようになるかもしれません。
   もっとも英語のユーティリティなのでそれなりに読解する努力は必要ですが、
  実際に成功して使用されている例も多く、MMXクラスのノートにはまさに一筋の光明となるでしょう。
   理屈としてはあまり詳しく読めないのでわかりませんが、HDDのブートセクタにHDDのサイズや
  ドライブ情報などをエミュレートするプログラムが書きこまれ、OSにロードするようです。
   これ無しで操作してもBIOSの限界容量までの操作しか出来ないので、
  少々起動画面にOnTrack(IBM)
のロゴが出るのは我慢してもらえれば、
  あなたのノートPCにIBMの20GB(IC25N020ATDA-04)とかが搭載可能なんですよ。

   でも、やる気のある人だけ挑戦してくださいね。
   出来ないって言われても自己責任ですので、責任はとりませんよ。
   ただでさえメーカー保証外の行為をしているんですから。
   あとDiskManagerは英語をきちんと読めば出来ますので、質問しないで下さい。
  (IBMに聞いてね。IBMのユーティリティなんですから)
   この内容が理解できない方は遠慮してください。(いちいち書くことじゃないんですが……)

   最近のげんなりするお言葉。
  「DVD-ROMのソフトってコピーガード入ってるよね。複製できないのかな?」

   こういうイリーガルな内容の質問をされると頭が痛くなってきます。
   法律的に間違っていることを店頭で聞かないで下さい。
   はー、げんなり。

STAFF ROOM
値段の違い
2001/12/15


   「ケースの値段の違いはどうしてですか」

   一瞬、この人何を言っているのか理解できなかったのですが、どうやら”本気”で言っているようなので、
  お話をすることになりました。
   この時のケースが「SongCheerJapan TQ-700MK V」と「V-Tech VT-917KL」です。
   前者はPCケースの大定番と言われていたケースの後継型で、もちろん今でも人気の商品です。

   まずは「SongCheerJapan TQ-700MK V」の詳細ですが、5インチベイが3基なのがネックですが、
  3.5インチベイの拡張ベイがケース内の空気の流れを考慮した配置になっています。
   また、そのフレームの剛性はかなりしっかりしており、サイドパネルのはめ合わせの精度は
  台湾製激安ケースのものとは格が違います。搭載されている付属電源はSongCheerJapan製の
  340Wで、Pentium4・AMD推奨電源として確実に両プラットフォームで動作します。
   この電源の冷却用ファンは良く見ると「Panaflo」の文字が。
  フィンの形状からしても「松下電機産業製・流体軸受ファン」でしたので、通常の電源よりも静粛性を
  強化してあります。
   電源の下部に位置する3.5インチのシャドウベイの後ろに、排気用ケースファンが1基ありますが、
  これも空気の流れを意識した設計が上手く活かされています。
   他にも特徴はありそうですが、省略して以上このケースのお値段「\19,800」也。

   そして、比較対象の「V-Tech VT-917KL」ですが、こちらはスタッフもあまり馴染みのない
  新興ブランドでして、ケース内の設計自身は以前からあったタイプのものです。どちらかというと
  激安・格安ケースの中身に酷似しています。
   5インチベイが4基あり、3.5インチベイはフロント側に合計5基分あります。
   ですが枠内に収まるのは4基分で、最後の1基は枠から伸びた4本の足にぶら下げる形となり
  イマイチ安心できない固定です。
   また、ケース自体の剛性は「SongCheerJapan TQ-700MK V」と比較するとかわいそうですが、
  スタッフが指で力を込めると歪んでしまう程度の剛性しか確保されていません。
   サイドパネルのはめ合わせも少々質が劣り、まあこんなものかなと言う程度でしょうか。
   搭載電源は「EAGLE DR-A300ATX」、ForPentium4と記載があることとPentium4対応の
  ATX12V端子の存在でPentium4対応は言えそうです。また、+3.3Vと+5Vの合計出力で160Wですから
  Athlonも問題なく動作するでしょう。「MADE IN CHINA」がまぶしいです。
   お値段は控えめに「\7,980」です。

   奇しくも「MADE IN JAPAN」のケースと「MADE IN CHINA」のケースで比較となりましたが、
  ケースの設計・装備品・信頼性などの総合評価から値段が決まっているようなものです。
   「SongCheerJapan TQ-700MK V」自身は問屋さんから「定価販売」の指示がありますので、
  なおさら高い印象を受けます。一方「V-Tech VT-917KL」は輸入品という性質上、仕入れ業者の
  仕入れ価格から販売しているので、一万円を切る価格となります。

   というか、こんな話よりも「同じサイズのTVで、メーカー別に価格が違うのはどうして?」とか、
  「ホームセンターで2000円の時計と、ロレックスは同じ時計なのに値段が違うのは?」とか、
  「同じ量の入る鞄で、一般メーカーとブランド品で値段が違うのはどうして?」とか、
  「同じ醤油だけど、キッコーマンと正田醤油の値段が違うのはどうして?」とか。
   (いいかげんくどいですね)

STAFF ROOM
バルクもみもみ
2001/12/12


   バルク品もそれなりに種類がありますが、多くはHDDであったり、メモリであったりしますが、
 お客さんがいちばん気になるのはビデオカードまたはサウンドカードのバルク品でしょう。
  HDDやメモリはある程度までまで裸にしていますので、どれがどれか識別しやすいと思います。
  ましてや、メモリは100%裸で購入時に包装しているくらいです。
  これは、1枚1枚包んでおくのが面倒くさくなったわけではなく、2枚・3枚多種混合のお客さんに
 フレキシブルに対応できるからということにしてください。
  (メモリのチップを確認しやすいというのは、意識していますが)

  今日はサウンドカード「Creative SoundBlaster Audigy Value」をもみもみ、中身の見にくい
 青い静電防止の袋から必死に端子の具合を確認しているようでした。
  もみもみ。
  しまいには、袋の封をしてあるセロハンテープ二本に手がかかりましたが、私が注視しているせいか、
 それより先にはいかなかったようです。

  言ってくれれば「ハイ、どうぞ」と袋から取り出しますのに。

  黙って袋をもみもみされている方が中身の心配で、気になってしまいます。
  また、ベリリッと豪快に中身を確認する人がたまーにいるのですが、あれってかなり気になります。
  袋に入れているのは見づらくするんじゃなくて、商品を静電気から防止しているんですよ。
  後から買う人に初期不良が起こると良くないので、今まで開けていた人
には止めてもらいたいです。

STAFF ROOM
トラブルもいろいろありますね
2001/12/06


   今日は格安のセットパソコンを組み立てていまして、あらかた組みあがって「さあ起動確認」と
  ばかりにスイッチを入れると動きませんでした。
   カチカチカチ。
   どうしても入りません。
   こんな時、不良の2文字が頭をよぎりますが、では何が悪いか考えてみましょう。

   1.電源がおかしい(Duronなので非対応とか)
   2.ケースのスイッチがおかしい(意外と見落としがちです)
   3.M/Bのスイッチ端子がおかしい(洒落になりません)
   4.ATXコネクタがきちんとささっていない。(カチッといれましょう)
   5.電源の「115V/230V」が230V側になっている(日本は115V圏ですよね)

  と、数えるときりが無いのでこの辺で試してみましょう。
   まず、2.ですがデモ機からスイッチを拝借してみると、
   おお、動く。そして、切れる。
   これで、2.以外全部が否定されました。
   ではスイッチ単体がおかしいのでしょうか?

   参考までに、店内の交換可能なスイッチに換えてみました。
   レッツ、トライ!

   ……結果はNGです。なぜだ、どこがおかしい!?

   再びデモ機のスイッチでポチッとな。
   動く。動きますよ。
   ぼちーっと4秒間。ぷちん。切れます。

   んん!?これは!?

   M/Bがすこーしたわんでいます。
   ってことは、ケースのスイッチを取りつけて、根元を押さえると……。

   う、動きます。
   2.も否定となり、正常です。
   問題はケースにマザーボードを固定する際の締め具合と、歪みによるものと言えます。
   スペーサーやワッシャを挿しこんで、調整して直りました。
   良かった良かった。

STAFF ROOM
BIOSが古いと大変ですね
2001/12/03


   BIOS更新してますか?
   私は現状で問題無ければ更新しないのですが、皆さんの中には最新BIOSをすぐに導入される方も
  いらっしゃいますよね。
   今回、中古買取の検査でこのBIOSがキーポイントになりました。
   簡単な話です。

   購入時のBIOSのままですと今のCPUに対応していないケースが多々あり、440BXでCoppermineコアの
  認識が問題となりました。

   問題のマザーボードは「ASUS P3B-F」でした。

   買取査定の時に使用したCPUは、「PentiumIII600EB(当然Coppermine)」と「PentiumIII500E」を2個で、
  合計3個取り換えて確認しましたが動作しませんでした。
   この時は「動作せず」ということになってしまいましたが、後であらためてCeleron366で動作確認したら
  当然動くわけですよ。
   この時BIOSバージョンがはじめて確認できて、この問題の答えがわかったということです。

   この「P3B-F」のBIOSバージョンは「1002」でした。

   当店レジ脇の「Coppermine対応状況一覧表(もう古い話ですが……)」を確認しますと、「P3B-F」は
  BIOSバージョン「1004」 で対応です。もうちょっとツッコミますと、マザーボードの「PCBバージョン」も
  関係していまして、今回のものは「Rev.1.03」でしたので記載どうり対応していました。

   でもこれじゃ、確認時に動作しないわけですよ。
   スタッフの思い込みもあったのでしょう、「P3B-FはPentiumIIIが動いて当たり前」と思っていたわけですが、
  購入されたものがP3B-F初登場のあたりの製品でBIOS更新してないなんてわからないです。
   この時ばかりはもう廃れてきたCeleron366がPentiumIII600EBよりも輝いて見えました。

   売りに来る前に、使用していたBIOSのバージョンだけでもメモに書いてきてくれますとありがたいですね。
   特に440BXあたりのマザーボードは。

   オチとしては、本日の440BXマザーボード3枚の検査ではCeleron366が大活躍です。

STAFF ROOM
ウィルス大丈夫?
2001/12/01


   皆さんはウィルス対策していますよねぇ?
   最近、お店のメールに「件名Re:」だけのメールがまとめて届き、
  中身の添付ファイルは「W32.Badtrans.B@mm」 という名前のウィルスに感染していました。
   (ちなみにNortonAntiVirus2002ににて検出すると上記の名前です)

   トレンドマイクロのウィルス情報「WORM_BADTRANS.B」 にて詳しい情報がありますので、
  是非確認下さい。
   スタッフが店長から一匹捕まえたのを持っていますが、 調べてみるとイヤーな感じです。
   ウィルスで一度(何度も)エライ目にあってから、ワクチンソフトを導入していますが、
  こういうものは被害の出る前に使っておくものなので、「ウィルスにやられたー!!」って言ってる人は
  ダメなんですよ。
   子供の時のBCGみたいなものですよ。
   仕込んでおけば、いざというときに効き目があります。

STAFF ROOM
最近のサウンドはいかが?
2001/11/23


   クリエイティブが新作「Sound Blaster Audigy」を発売して少々経過しましたが、
  皆さんのサウンド環境はどんなものをお使いなのでしょうか?

   すぐに最新のサウンドカードを使うサウンドフリークの方もいれば、あまり興味のないせいか
  M/BのオンボードAC'97Codecの人もいますよね。

   事務的な使い方のPCであればオンボードのサウンドコーデックでも十分過ぎるのかもしれません。
  (事実、店内の事務機ではサウンドカードすら搭載していません!!)

   個人的利用でお話すれば、今は型落ちとなってしまいましたが実力はまだまだ現役の
  「Sound Blaster Live! Vale(CD_S/P DIF搭載品)」だったりします。

   本日もサウンドカードで悩んでいたお客さんとの話で、
  「オンボードのサウンドチップもスピーカーだと気がつかないんですが、ヘッドホンをつけると
  電源投入時から変な電波をキャッチするんですよ。なんか、韓国のFMのようなノイズが聞こえ、
  Windowsが起動した瞬間……そう、ドライバを読み込んだあたりで無音になるんです。
  でも、その後プチプチとラップ音のような音が鳴りつづけて、『こんなオンボード使えるかっ!』って、
  M/BのジャンパとBIOSですぐにカットしましたよ 」
  と、お話しますと「ちょっとこだわるなら別にカードを使わないとね」って事で
  「Live!5.1DE」のお買い上げとなりました。(残念、Audigyまでもう少しだったのに……)

   今スタッフが注目しているのは「Guillemot GAME Theater XP」です。
   インターフェースカードが外部モジュールにコネクタを出しているだけで、外部モジュールで
  スピーカーやデジタル入出力を操作できます。
   音質もUSBサウンドモジュール(例えばONKYO製品)と同等のクオリティがありますので、
  一つ上のサウンド環境が値段も二万円程度で実現可能なあたりが高ポイントです。
   あなたのサウンドカードはいかがでしょうか?

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