初心者にやさしいパーツ豆知識・解説−メモリーDDR2
(本ページはプロモーションが含まれています)
BTOパソコンのメモリーは、自分の用途に見合った容量(サイズ)と速度を選べばよいのですが、今の新しいPCですと、だいたい512MB〜1GB程度を選ぶ方が多いようです。
2007年1月末発売の新しいOS:Windows Vista になりますと、Home Basic 版で、512MB以上、Home Premium, Business 以上のOSですと、1GB以上がマイクロソフトの推奨となります。
本ページは、DDR2−SDRAMの解説です。
【 DDR2:第2世代DDRメモリー 】:
正式には、DDR2−SDRAMで、DDR2は、ダブル・データ・レート2の略です。
DDR2は、すでに主流のメモリー座を、DDR3 タイプに譲った感もありますが、1番初めに登場し、よく売れたDDR(DDR1)の次のメモリータイプのためDDR2 と呼ばれました。
外観は、従来品と同じですが、ピン数は、240Pin、動作電圧1.8V で、スロットの切り欠き溝は1つです。また前のDDRとは互換性はなく、誤挿入防止のため、切り欠き溝の位置が違います。
DDR1より、大幅に高速化されました。このメモリーの内部クロックは、外部周波数の4分の1で動作しています。このため、高速化されながらチップの発熱が低く抑えられ、効率がいいのです。(周波数=クロック→単位ヘルツ:HZ)
つまり、
DDR2-1000(PC2-8000ともいう)で:外部周波数、1000MHZ/4 = 250MHZ(内部クロック)
DDR2-800(PC2-6400ともいう)で:外部周波数、800MHZ/4 = 200MHZ(内部クロック)
DDR2-667(PC2-5300ともいう)で:外部周波数、667MHZ/4 = 166MHZ(内部クロック)
DDR2-533(PC2-4200ともいう)で:外部周波数、533MHZ/4 = 133MHZ(内部クロック)
ということです。
PC2-8000,PC2-6400,PC2-5300,PC2-4200 という表現形式は、データ転送速度(転送レート)を表わしていて、それぞれ、8.0GB/Sec,6.4GB/Sec,5.3GB/Sec,4.2GB/Secという意味です。
この形式は、表示の数字がそのままメモリーの速度性能を表わすので、最近使われるようになったようです。
速度性能の比較をする場合は、周波数よりもこの、GB/Secという、データ転送速度を使うと評価しやすいのです。この表示方式であれば、メモリーの接続先である、各種のデータバス転送速度と(6.4GB/Secなどで動作してる場合)、速度上の整合性が取れているかが、すぐに解かります。
接続先のどこかで、データ転送速度の低いもの(デバイス)があれば、ボトルネックが起こります。
【 デュアル・チャンネル 】:
DDRメモリーは、通常、デュアル・チャンネルで使用します。2チャンネルで使う、つまりペアで、2枚組(メモリースロットに取付ける)するとデータ長が増し高速化されます。
【 シングル・チャンネル 】:
このタイプのメモリーを1枚で使う時の言い方で、メモリー速度が遅くなります。
2007年2月記