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　当社の営業する店は、１０坪程度の広さの大変小さな小売店です。店員が１−２人しかいません。小さなコンビニを想像してもらえれば、いいと思います。狭いので、ちょっと見渡せば、お客の様子はすぐに分かります。

　このため、当初は、万引きなど全くといっていいほど、気にしておりませんでした。しかし、これは甘かったのです。高額な商品が時々、数ヶ月に１度、多い時は、月に１度くらい、万引きされるのです。これは当然ながら、死角の棚に陳列されたものが、なくなります。また目立たない色の商品が盗られます。

　小さな店ですので、万引き対策にあまり費用を使えません。高額なものは、ショーケースにあるいは店員の近くに移動したりしました。中古ノートパソコンなど透明のひもで縛りました。しかし、電源コードを抜き、ひもは切られて盗られてしまうのです。

　これは必ず、店員がお客と話（商談）していて、他の客（万引き予備軍？）から目が離れた時に起こることも分かって来ました。当店の欠陥ともいえるのですが、店内レイアウト上、レジを店の入り口脇に配置できないことも大きな原因かも知れませんでした。また、お客が商品を持ち歩いていてもそれは万引きにはなりません。出口のドアから出た瞬間に万引きとなるのです。

　当たり前なのですが、店の出入り口監視用のカメラを１台取り付けました。多少は減ってきたかなというくらいで、残念ながら、これでも万引きはなくなりませんでした。カメラは盗難の抑止対策となっても、なくすことまでは至らないのです。たとえビデオに撮影されても彼らにとってその場で現行犯で捕まらない限り、次回から店に来なければ、よいのです。

　しかし、ようやくこれだというものが、見つかりました。当店は幸い、パーツ中心ながら、ＤＯＳ／Ｖショップです。デジタルビデオ監視システムカード(SmartGuard SG-1.0)というパーツを取り扱ってました。これは、４台までのカメラを接続でき、それをパソコンのモニターで、リアルタイムに監視できるボードです。

　ちょうど店の出入り口の近くに、販促用のデモ用パソコン、しかもパーツ構成が分かる、テストベンチ（マニアでないと知らないかも）が置いてありました。まあ、パーツむき出しのケースのないパソコンといったものです。これにさきほどのボードを取付け、カメラで四方から監視してる状態をリアルにデモしたのです。

　写真（３台のカメラ）から、状態はお分かり頂けると思いますが、お客は、店に入ると出入り口は、左右からカメラモニターされてることが分かります。またこれは、販促用のデモ用パソコンであり、そのボードも商品として販売してることも理解出来ます。またパソコンですから、恐らく記録されてる（当然してます、１週間分。）ことも分かります。

　この対策から、半年くらい立ちますが、現在のところ万引きはされていません。この商品（カメラモニター用のボード）は、１万円ちょっと程度のもので、ほとんどのショップで販売されてません。
２００５年４月記 【サイト内関連ページ】自分の用途とショップ販売面から見たBTO比較