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激安パソコンを買うと、こうなる→→→→あのー修理、お願いします!こんなパソコンは、買うな!の巻
Windowsパソコンを、まだIBM PC/ATとかDOS/V互換機パソコンといった黎明期の95年ころから、すでに激安パソコンというものがありました。
この安さの魔力に、たいてい一度はとりつかれるものです。有名なオウム教団のショップを知っている人も、まだ多いかと思います。
(例のサリン事件の当日の朝、私は群馬から出張し、秋葉原の駅から船橋方面へ向かいました。すぐ近くで事件が起きたことを、あとで知り、ゾッとしたものです。)
ジツハ私は、オウムの店のファン?でした。(事件の起こる前デスヨ。) 仕事で秋葉にいくと、昼休みに牛丼を食べながら、この辺でよく配ってた、例のビラをもらってよく眺めたものです。その圧倒的なスペックと安さにオドロイタものです。
私は、本気で買おうとしてました。当時、メディアでは、彼らのパソコンやパーツは、工賃や人件費タダだから安いのだと報道されてました。しかしそうだったのでしょうか?
現在、パソコンの作り方を熟知した?私は、そうではないと思うのです。(人件費タダだったのは本当かもしれません、)彼らは膨大な利益を上げてました。オウム・パソコンのなくなった?現在でも激安パソコンは、販売されてます。
その方法は、格安パーツを大量買付けすれば、それができるという単純なことだと言えます。
台湾や中国には、そういったブランド?の製品を量産するメーカーが多数あります。そこと契約し国内でも安い工賃で組み立てても、激安パソコンは、出来上がります。十分ペイし、利益が出るのです。
批判してるように書いてはいますが、これは、決して悪いことではありません。庶民に格安パソコンを製作し供給するのは、天使の仕事かもしれないからです。
ただ私の店に修理に出てくるパソコンは、このタイプが非常に多かったのです。(メーカー名は出しません、現在は改良されているかもしれませんので。)
では、どこが壊れるかと言いますと、一番は、ケース付属電源です。なかには、保障期間の1年でピタリと計算したかのように、爆発音やケムリがあがり、壊れる機種もありました。
その次はといいますと、いくつかありますが、光学ドライブ(CDROM)と、マザーボード(マザボ)の順でしょうか。マザーも、先ほどのケース電源の故障と同じ原因です。熱設計が悪いのです。これは、結構はっきりしてます。
電源回路には、アルミ電解コンデンサという電子部品が、そのスイッチング回路に多数使われてます。この部品には、使用温度範囲のグレードや信頼性に関する規格などがいくつかあります。このグレードが高いとまた日本製であれば、マージンが大きいので、問題が出ません。
コストダウンして、失礼ながら中国製の使用温度範囲の低いもの、たとえば、0℃〜55℃などを使えば、夏場などで、劣化が始まり、時間が経つにうちに破裂したり、煙がでたり、液体みたいなものが吹き出たりするのです。
こうならないように、通常、(日本製では)熱設計という作業が行われるのです。ここまで書けばあとは、想像がつくかと思います。(光学ドライブ(CDROM)については、後にしましょう。)
ただ、このような不良が発生しても、DOS/Vパソコンの良さがあります。このケースの電源は、世界標準規格ATX仕様で出来てる(メーカーパソコンは、専用電源搭載品もあり、互換性ない時あります、注意下さい)ので、そこら辺の店で交換してもらえば、何事もなかったように修理されます。
DOS/Vパソコンの良さは、各パーツが、標準規格のモジュールの集合品で作られてることです。この良さは、このような事件が起きても、解決方法があるということです。
あなたがどうしても、激安パソコンを買うのであれば、ただ、それの各パーツが標準規格のモジュールで作られてるかのチェックをしておきたいものです。キューブパソコンは、この規格があてはまりません。(あとは、パーンと音がしたり、ケムリが出ても驚かないように、こころの準備や心臓の訓練などもお願いします。)
●BTOショップの評判を多面的に分析
●自分の用途とショップ販売面から見たBTO比較
2005年5月記。
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