マウスコンピュータのクリエイター向けモデル評価
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マウスコンピュータのクリエイター向けモデル:中級者向けMDV ADVANCE ST 6310B-WS
マニアに、性能価格比で、評価の高いマウスコンピュータから、3D-CAD/3Dアニメーションなどの中級者クリエイター向けモデル、MDV ADVANCE ST 6310B-WS を取り上げました。
本機種を中級者向けとした理由は、CAD/CG/ビデオ編集分野の中級者に向いたグラフィック( GPU ):NVIDIA Quadro FX580 / 512MB ( デュアルDVI )カードを搭載し、かつネイティブなクアッドコアCore i7 の環境を装備していたからです。
さてこのカテゴリーでは、初心者のクリエイターPC入門ページに、詳しく書いた、【クリエイター向きPCの条件 】をチェックしながら、本機の評価をして行きたいと思います。
【クリエイター向きPCの条件をチェック】
@グラフィックカードは何か? グラフィック・アプリケーション(OpenGL系)に強いカードを採用してるか。
このモデルのビデオカードは、NVIDIA Quadro FX580 / 512MB ( デュアルDVI )です。2009年3月発売で、ELSA/エルザ製( EQFX580-512ER)でも単体価格が現在¥27,000円位のものです。(実のところ、ELSA/エルザのサイトにリンクはしてるものの、本ブランド品を採用してるとどこにも記載がないのがちょっと気になりますが恐らくこれと思います。)
上の、米SPEC社のviewperf 10というOpenGLベンチマークの性能結果を参考にして見ますと、(1つ前の型番FX570の所を見て)さらに上の機種に比較しても、そこそこの性能が出ていて、中級者用途には丁度いいのでないかと思われます。
カード仕様からだけで絶対的な評価ではありませんが、とりあえず参考になります。後日、自分の能力が上がってから、上級者向けのビデオカードと(購入)交換することも可能です。
また、NVIDIA Quadroシリーズは、デュアルリンクDVIで使用することが出来るので、モニター2台(DVI-I 仕様)を高解像度方式で、簡単に接続できます。 (エルザ Quadro FXシリーズ 対応解像度一覧)
A塔載のCPU: サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いCPUかどうか? Core 2 Duo以上、出来れば、クアッドコアCPU 。
Core i7-920 ( 4コア / 2.66GHz / 4.8GT/s QPI/8MB L3キャッシュ )が標準仕様です。このCPU搭載のため、マザーボードに X58 Express チップセット仕様が使われているので、メモリーがトリプルチャネル仕様となります。また、先々Core i7-975 Extreme Edition( 4コア / 3.33GHz / 6.4GT/s QPI/8MB L3キャッシュ ) にも交換することが可能です。
Core i7のメリットは、ネイティブ4コアとなり、更にHyper Threading機能がこのCPUから復活したことにより、OSからは擬似的に8コアのCPUとして認識されます。 このため、クリエイター向きPCに必要な、画像編集/DTP処理、映像編集/H.264などへのエンコード作業、音楽編集/ミキシング・エンコード作業などにパフォーマンスを発揮できるようになります。
B塔載のメインメモリー: サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いメモリーシステムかどうか? 出来れば、ECC機能など。その種類は、DDR2以降か?容量は、速度は?
こちらは、3GB PC3-10600 (1GBx3:トリプルチャネル) が標準仕様です。6スロットあるため、最大12GBまで増設可能です。PC3-10600は、DDR3-1333Mbps仕様ということです。(ただCPUが920の時は、ひとつ下の、DDR3-1066(PC3-8500)動作となってしまいますが。)
C塔載のハードディスク: サーバー・ワークステーションに近い、信頼性の高いハードディスク(構成)かどうか? メーカーは?種類は、シリアルATA2(SATA-II)、か?出来れば、RAID機能など。
こちらは、標準HDD容量が 1TB ( SerialATA II、7200rpm )とのみの記載で、HDDメーカー名は不明でした。
また、残念ながら、RAID 0 (ストライピング)やRAID 1 (ミラーリング)設定が出来る機種は、上位のグラフィックカード機種(NVIDIA Quadro CX )、MDV ADVANCE GT 7210S-WS
からでした。
D信頼性の高い電源ユニットやマザーボード搭載かどうか? そのメーカーは?出来れば、(80Plus対応電源)など?。
電源には、 580WのATX電源を搭載していました。また、メーカー名は不明でした。
マザーボード は、インテル X58 Express チップセット採用と記載があり、メーカー名がありませんでした。この辺も、「マウスコンピュータ」というブランド力を信用するしかないでしょう。
ちなみに、このチップセット採用マザー仕様は、Core i7 やDDR3タイプのトリプルチャネル新メモリーに対応し、全体的なシステム・パフォーマンスを向上させた最新のものです。スペックには記載がないのですが、Intel X58とICH10Rの構成であれば、RAID対応であり RAID 0/1/0+1/5設定が出来ます。
また、Core 2シリーズまではチップセット側にメモリコントローラを搭載していたが、X58からCPU側に内蔵され、CPUとメモリがダイレクトに(3チャネル)接続された。このため、チップ間のトラフィック(図のQPI 部分の例:12.8GB/s→25.6GB/s)が大きく軽減され、メモリーアクセス帯域も高速化されたのです。
(従来のチップセットのノースブリッジ:MCH(Memory Controller Hub) → IOH(Input/Output Hub)という名称に変更された。)
(本図から、6個のシリアルATA デバイスが接続できるのが解る。ICH10とICH10Rの大きな違いはRAID機能の有無。本図はインテルサイトより引用しました。)
【1つ前のX48 Express チップセット】
(これまでは、ノースブリッジ:MCHがありました。図はインテルサイトより引用しました。)
E使用動作環境や温度表示をしてるかどうか? これはメーカーとしての信頼のバロメータになります。 使用動作温度10〜35℃、湿度 8〜80% など。(保存温度とは異なります。)
使用環境は、 温度:10〜35℃、湿度:8〜80% としっかりと書かれていて、標準的な数字ながら、さすが大手メーカー、安心ですね。
ケースは、ケース仕様をチェックすると、寸法が、 190W×487L×420H (mm)でした。
さて以上ですが、性能価格比で、評価の高いマウスコンピュータから、MDV ADVANCE ST 6310B-WS を取り上げ紹介しました。
納期:上記の標準スペックで、約1週間の出荷です。OSが、ビジネス向けのWindows XP Professional SP3 正規版 のインストール標準仕様で、¥128,940円でした。なお、モニターは付属しません。
マウスコンピュータのクリエイター向けモデルの特徴は、アプリのインストールもBTO依頼したい企業のために3DCG入門向け、Shade 10.5 Bacic バンドルモデルとか、LightWave v9 9.6 バンドルモデル(LIGHTWAVE公認推奨パソコン)なども販売していることでしょう。
2009年7月記
■初心者のクリエイター向け参考ページ:
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